「初めての挫折に近い」 “浦和主将”柏木が今季の苦悩吐露「一番前に立てない自分が…」

負傷離脱、監督交代の悪循環 「大槻さんの熱い支えが、逆に辛くなってしまった」

 それでも昨季は試合に出続けることで、なんとかバランスが保てていたのかもしれない。しかし、今季はそうならなかった。5月末にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ最終戦、突破のかかった北京国安(中国)戦でスタメン出場し、ボール際で一歩も引かないプレーを見せた結果、相手がラフに飛び込んできたところで膝を負傷してしまう。結局、手術を伴い戦線離脱となった。

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 その間、チームはオズワルド・オリヴェイラ監督から大槻毅監督への交代が起こった。昨季に暫定でチームを率いた経験のある大槻監督だけに、柏木も当然そのキャラクターは知っている。昨季の暫定監督の就任初戦、舞台はルヴァンカップの敵地サンフレッチェ広島戦で、リーグ戦との兼ね合いで柏木に出場予定はなかったが、大槻監督は「キャプテンとして一緒に行こう」と帯同メンバーに入れた。そういう一面を、柏木は好ましい人物像だと思っていたことを話したこともある。

 だが、今季に関しては少し状況が違った。この離脱期間中に起きた監督交代は、柏木に「夏場がいろいろな意味ですごく苦しかった。怪我をした後に監督が代わっていてチームが良い雰囲気で、そこに上手く入っていけない自分と、思ったように膝が動かない自分、そして怪我も繰り返して病んでしまった」という難しさを与えた。そして「大槻さんの熱い支えが、逆に辛くなってしまった」という悪循環にすら陥った。

 負傷を繰り返してプレーの質が上がらず、精神的にも難しさを抱える。それは「今の状況では試合に出られないと分かっている」という思いにさせた。しかし、ここでもまた「どういう対応が一番いいのかと答えを探しながらやっていて。本当は良い状態だったら、もっと行こうよとできたかもしれないけど、一番前に立てない自分がいて、立ち振る舞いが難しくなってしまった。チームに迷惑をかけていると分かりつつ、どうしたらいいか分からない自分がいた」と、キャプテンであることが柏木の苦しさを助長した。

 そうしたものが、少し整理され始めたのが秋に入ってからだろうか。9月末から10月にかけて、チームがACL準決勝の広州恒大(中国)戦に臨む頃、アウェーゲームの帯同メンバーにも入り、トレーニング中に少しずつ楽しそうな所作や言葉、アクションが見られるようになってきた。そこからは、途中出場を中心にしながらも、試合に絡む機会が増えてきた。トンネルは、抜け出しつつある。

 そして第33節を終えて13位の浦和(勝ち点37)は、J1残留をほぼ手中にした。最終節ではJ2とのプレーオフに回る16位の湘南ベルマーレ(同35)が勝利し、14位サガン鳥栖(同36)と15位清水エスパルス(同36)の直接対決の結果が引き分け、そのうえで浦和がガンバ大阪に10点差以上の敗戦を喫しなければ良い。

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