“無名”FW食野、スコットランドで驚きの“王様”デビュー 知日家コーチ「年間15点」を確信

マクフィー助監督が断言 「15点も取れば日本人のなかでは最高だろ?」

 その言葉を聞いた私が「それはどうかな」と言って笑うと、「15点も取れば日本人のなかでは最高だろ?」ときっぱり。その自信に溢れたマクフィー助監督の表情を見ながら、確かにこの試合でハーツが見せた食野中心の布陣と、この先チームメートとの連係が進歩して日本人FWの能力が存分に発揮された場合、この数字は全くの夢物語ではないかもしれないと思い直した。

 今季の欧州で、日本サッカーファンの期待は、プレシーズンにレアル・マドリードでその卓越した才能の片鱗を見せ、スペイン1部マジョルカにレンタル移籍した日本代表MF久保建英や、奇しくも食野が「小学校の頃からずっと一緒にやってきた選手なんで、刺激でしかなかった」と語る、オランダの強豪PSVに完全移籍したばかりの同MF堂安律に注目が集まっている。

 しかし、ところがどっこい、プレミア王者シティのお眼鏡にかなった英国スコットランドの食野亮太郎もお忘れなく――と、ここにしっかりと記しておく。

(森 昌利 / Masatoshi Mori)



森 昌利

もり・まさとし/1962年生まれ、福岡県出身。84年からフリーランスのライターとして活動し93年に渡英。当地で英国人女性と結婚後、定住した。ロンドン市内の出版社勤務を経て、98年から再びフリーランスに。01年、FW西澤明訓のボルトン加入をきっかけに報知新聞の英国通信員となり、プレミアリーグの取材を本格的に開始。英国人の視点を意識しながら、“サッカーの母国”イングランドの現状や魅力を日本に伝えている。

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