「もうヘロヘロ」 浦和、真夏の過酷日程で選手が疲労困憊…前日は「20分ほど戦術練習」
湘南戦は現実的な戦いを選択「コントロールに回りました」
浦和レッズは8月25日のJ1リーグ第25節・湘南ベルマーレとのゲームに1-0で勝利した。22日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24のプレーオフを戦ってから中2日という日程にフォーカスが当たらざるを得ない試合で、マチェイ・スコルジャ監督は「ゴールの後はコントロールに回りました」と、現実的な戦いを選択することになった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和は秋春制への過渡期で決勝のみ今年に行われた22年ACLを優勝。そのことで、昨季のリーグ戦や天皇杯で出場権を獲得できなかったものの、プレーオフに参加する権利を得た。そして22日に理文(香港)と一発勝負のゲームを行って3-0の勝利を収めたが、その次の週末のゲームが土日ではなく金曜日に組み込まれることになった。
スコルジャ監督は「メディカルがいい仕事をしてくれたと思います。血液検査も行いながら疲労をモニタリングしました。日本の夏で選手たちがケガをしないように気を付けました。昨日(24日)はそういったなかでも20分ほど戦術練習はできました」として、「試合前のミーティングでもハイプレスのところで賢くやらなければいけないと伝えました。少しチームに疲労がありましたので、タイミングよくハイプレスに行こうと話をしました」と話した。
湘南の出方もあったが、好戦的にチャレンジをしていくプレーは難しかった。後半12分にFWホセ・カンテがゴールした後は、指揮官も話したようにボールを持つ時間を長くしながら試合を停滞させながら逃げ切りを模索する形になった。MF伊藤敦樹は「前の試合が終わってから練習する時間もなかったですし、この気候。耐えて、勝てて良かった」と話す。主将のDF酒井宏樹は「もうヘロヘロです。ヨーロッパでずっと中2日、3日はやってきましたけど、日本のこの気候で、この暑さ、湿度で、中2日、3日はきついですね」と疲労困憊の様子だった。
一部の選手たちからは「おかしな日程」という言葉も口を突いた。過酷な環境下で得た勝ち点3は、残り10試合を切ったリーグ戦の終盤戦へつながるものになるか。