名将モウリーニョが獲得を熱望し「フラれた大物10人」 数年後に出会い冷遇した非情な例も…

今夏も古巣や仇敵からの引き抜きは失敗

 まずはアトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンだ。ポルトガル人指揮官は獲得を熱望したが、グリーズマンが闘将ディエゴ・シメオネ監督の下でのプレーを希望したため、叶わなかった。同じフランス人ではレアル時代に抜擢したDFラファエル・ヴァランにも興味を示したが、レアルの剛腕フロレンティーノ・ペレス会長の答えは「NO」だった。

 また昨季、“ミラクル・レスター”の原動力となったフランス代表MFエンゴロ・カンテもその一人。モウリーニョ監督が、昨季途中まで率いたチェルシーに奪われる形となった。そしてもう一人、仇敵バルセロナからクロアチア代表MFイバン・ラキティッチを引き抜こうとしたものの、これも取引成立とはならなかった。

 もし希望が叶っていれば、率いていた当時の各クラブがさらに強烈なメンバーとなっていたが、現有戦力のポテンシャルを最大限に引き出し、相手の弱みを徹底的に突くのもモウリーニョ監督の持ち味である。ポルトガル人指揮官の誘いに“NO”と言った選手たちの所属するクラブと激突した際には、徹底的に戦略を練って潰しにかかるのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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