日本代表は「森保の力量を超えていた」 英記者が“後任”を緊急提言「両方を満たせる人物」

U-23タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】
U-23タイ代表を率いる西野朗監督【写真:Getty Images】

日本代表の“政権交代”を推奨 「ハリルホジッチの時のように…」

 もちろん、両方ともにポストを空けることは、A代表以上に五輪代表で大きな混乱を引き起こすはずだ。日本はW杯アジア2次予選で4連勝しており、最終予選に進むことが実質当確しているが、3月と6月に予定されている残りの4試合は、新監督の“準備期間”に充てられる可能性もあるだろう。そして、西野朗監督がバヒド・ハリルホジッチ監督の後を引き継いだ時のように、遅いタイミングでの変化が必ずしもネガティブだとは限らない。新鮮なアプローチは、選手たちを後押しすることができる。

 しかし、森保監督の解任を決断した場合、同じ轍を踏まない確約が必要で、両方の役割を満たせる人物が求められる。どちらのチームにも、ひたむきな舵取り役を据えなければならない。

 五輪代表監督として、もしJFAがタイサッカー協会から引き抜くことができるのなら、西野監督が有力候補になるだろう。JFAの幹部もU-23アジア選手権に帯同しタイにいるため、西野監督と話し合いの場を設けること自体は容易いはずだ。唯一の問題は、西野監督自身が再び五輪代表監督として、押し寄せる注目や期待に自らを晒したいのかどうかだろう。

 A代表はどうするのか? 長々とした候補者リストが用意されていることに疑いの余地はなく、W杯アジア最終予選が9月から行われることを踏まえると、適切な判断を下すのに十分な時間がある。急いで抑えておく必要はない。過去数年にわたり犯したミスは、まだ取り戻せる。

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(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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