イニエスタ&ビジャが「日本で“皇帝”になる」 神戸初優勝に海外注目「歴史に永遠に残る」
現役引退を表明しているビジャも試合終了間際に出場して有終の美を飾る
ヴィッセル神戸は1月1日、天皇杯決勝で鹿島アントラーズを2-0で下し、クラブ創設25年目にして初タイトルを手にした。MFアンドレス・イニエスタとFWダビド・ビジャの元スペイン代表コンビも大一番にそれぞれ出場。母国のスペインメディアは「イニエスタとビジャが日本で“皇帝”になる」と報じた。
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クラブ史上初のタイトルを懸けた一戦、神戸は前半18分に元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキのシュートを鹿島GKクォン・スンテが弾いたボールが鹿島DF犬飼智也の足に当たってオウンゴール。同38分にはMF西大伍の低空クロスを相手がクリアしきれなかったところをFW藤本憲明が押し込み、2点のリードを奪って後半に突入した。
神戸は後半もイニエスタを中心に攻撃を組み立てたなか、後半アディショナルタイムには天皇杯を最後に現役から引退するビジャがポドルスキに代わって途中出場。わずかな時間ながら、改装された国立競技場に駆け付けたファンを沸かせ、そのまま優勝の瞬間をピッチの上で味わった。
スペイン紙「AS」は「イニエスタとビジャが日本で“皇帝”になる」と見出しを打ち、「ヴィッセル神戸が鹿島アントラーズとの天皇杯決勝で勝利した。“グアッヘ”(ビジャの愛称)は2020年最初のタイトルを獲得して引退する」と速報。記事ではイニエスタ、ポドルスキ、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンをタイトル獲得の鍵として挙げつつ、「ビジャは引退の日にもう一人の主役だった。アンドレス・イニエスタとダビド・ビジャは日本サッカーの歴史に永遠に残るだろう」と伝えている
2人のスペインの名手は、神戸の歴史にその名を刻むことになった。
(FOOTBALL ZONE編集部)