英紙がファン・ハールに切られた「11人のアタッカー」を検証 香川らの放出は妥当だったのか?

今季輝きを放つ香川への評価は…

 そして10番手で香川が登場する。「オールド・トラッフォードへの彼の到来時のファンファーレとは異なり、この日本代表にとって、マンチェスター・ユナイテッドでの日々は上手くいかなかった。ファン・ハールがやってくると、程なくボルシア・ドルトムントに戻った。昨季は(リーグ戦で)わずか5得点しか決められなかったが、今季は遥かに有望に見える。すでに(公式戦通算で)同じ数のゴールを決めている」と指摘。インパクト不足に終わったユナイテッドでの日々と、昨季の不振を乗り越え、新生ドルトムントでの今季の復活ぶりが評価されている。

 最後は、昨季アーセナルに移籍したイングランド代表FWダニー・ウェルベック。ライバルへの生え抜きの放出は「ファン・ハール政権で最も物議を醸す移籍」とされている。故障により今季の出場機会はないが、昨季のFA杯でユナイテッドを2-1で撃破するゴールを決め、昨季は34試合8得点をマークした。

 ファン・ハール監督の補強策にも批判が集まっているが、ファン・ペルシー、ディ・マリア、ナニ、チチャリートは放出が惜しまれている一方、ファルカオ、ザハ、べべはリストラが妥当と格付けされている。移籍した昨季は試合勘を取り戻すことに苦しみ、今季の前半戦で4得点6アシストと完全復活を遂げている香川は、英紙の評価では中間層にカテゴライズされているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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