英紙がファン・ハールに切られた「11人のアタッカー」を検証 香川らの放出は妥当だったのか?

史上最大の失敗と言われたレフティも放出は「判断ミス」

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は昨夏の就任後、2億5000万ポンド(約460億円)の移籍金をつぎ込んでビッグネームを獲得する一方、これまで25人の選手をリストラしてきた。今季深刻な得点力不足に苦しむ中、英地元紙「インディペンデント」は「ユナイテッドから追われた11人のFW」という特集を組み追跡調査をしている。なお、特集タイトルは「FW」になっているが、2014年夏にドルトムントに復帰した日本代表MF香川真司ら「攻撃的MF」の選手もアタッカーとして組み込まれ、オランダ人指揮官に切られた11人の中にノミネートされている。

 一番手は今季開幕前にフェネルバフチェに移籍したオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー。トルコの強豪で常時レギュラーとしてプレー機会を手にできていないが、今季13試合で5得点を決めている。ユナイテッドの今季前半戦のトップスコアラーは、20歳のフランス代表FWアンソニー・マルシアルとスペイン代表MFフアン・マタの4得点。「衝撃的な復活というわけではないが、マンチェスター・ユナイテッドのどの選手より今季ゴールを決めている」と、寸評では放出が惜しまれている。

 そして在籍わずか1年で、今夏にパリ・サンジェルマンに去ったアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが二番手で登場する。レアル・マドリードから108億円という英国史上最高額の移籍金で加入したディ・マリアについては、「プレミアリーグ史上最大の失敗」と酷評されているが、「マンチェスター・ユナイテッドに欠如しているスピード、創造性、経験をPSGで示している」と不在の大きさは痛手と見られている。

 新天地ではリーグ戦12試合で4得点6アシストを決めており、「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では5試合3得点も決めており、アルゼンチン代表はファン・ハールが追い出したことが誤りだったことを証明している」と、オランダ人指揮官の判断ミスと断罪している。

 

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