「白米みたいに…」 長友佑都が森保Jで追い求める“理想像”「噛めば噛むほど味が出る」

日本代表DF長友佑都【写真:Noriko NAGANO】
日本代表DF長友佑都【写真:Noriko NAGANO】

CLで研ぎ澄ませた“感覚”をアジアの戦いではどう切り替える?

 日本代表は10日に行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)と、15日に敵地で臨むタジキスタン戦(ドゥシャンベ)に向けて、8日にさいたま市内で合宿を実施。ガラタサライに所属するDF長友佑都が練習に合流した。前日7日に14人で合宿初日を迎えた日本代表は、この日全23選手が集結し、公開された冒頭15分間の練習では合流した10人は別メニューで調整。格下ながら絶対に負けられないW杯予選に臨むベテランは、大会を通して自身が目標とする“理想像”を語った。

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 4度目のW杯予選を迎えている長友は、この日から練習に合流し、練習前にはMF堂安律(PSV)やMF南野拓実(ザルツブルク)ら若手とボールを蹴ってコミュニケーションを図った。冒頭15分の練習では同じUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で戦う南野と言葉を交わしながら、ランニング。日頃戦っている欧州トップクラスの舞台からアジアへ。まずは初対戦のモンゴルとの一戦が待ち受ける。

「インテンシティーが違いますからね。CLでもそうですし、パリ・サンジェルマンとやって改めて世界トップレベルの負荷、インテンシティーの高さはこういうことなんだなと感じた。動ける一人ひとりのマスの大きさが違いますよね。だから近くにサポートにも行けるし、広い範囲で守備もできる。一つの判断でも『これ、トルコリーグで通ってたんだけどな』ってパスが普通にチアゴ・シウバにバンって足を伸ばして取られたり、とか。伸びてくる足の長さも幅も違ってくるので、そのなかでやってきて、今回、レベルが落ちる相手で、自分が感覚的な部分で、切り替えるのはなかなか難しいなというのは正直なところありますね」

 高めに高めた“感覚”をどのように切り替え、森保ジャパンの一員として戦うのか――。その答えは、いかにも長友“らしい”ものだった。

「白米みたいになれたら、なんて言いますかね。白米もいろんな食材と噛み合うじゃないですか。噛み合わせられるじゃないですか。僕もチームに戻ってとか、日本代表に帰ってきた時もいろんな選手と組んでいろんな相手と対戦するなかで、しっかりと適応できる、合わせられるような柔軟性というのをもっともっと磨きたい」

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