日本代表がまさかの敗戦、16年ぶり豪州戦で黒星 3選手がデビューも…決定力欠き終盤に失点

佐野海舟が1年5か月ぶり出場
日本代表は6月5日に2026年北中米共催ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第9戦、オーストラリア代表とのアウェーゲームに臨み0-1で敗れた。
毎週の土日は“無料”でサッカーライブ観戦 DAZNの「WEEKEND FOOTBALL」はコチラから!
3月の時点で本大会出場を決めていた日本は、招集メンバーを14人入れ替えるなどフレッシュな顔ぶれで臨んだ。森保一監督はスタメンにいずれも初出場のDF関根大輝、MF平河悠、MF俵積田晃太の3選手を起用。他にも昨年1月24日以来の出場となるMF佐野海舟ら、代表チームでの出場経験の浅い選手たちを並べた。
序盤から日本がゲームを支配して押し込む展開になったが、ミドルブロックから中央を固める相手に対してボールをサイドに誘導され、なかなか最後のところで崩しきれない。シャドーに入ったMF鈴木唯人もシュートを枠内に押さえ込めず、アジアサッカー連盟(AFC)公式スタッツでボール保持率70%を超える数値を記録しながら0-0のままハーフタイムを迎えた。
後半も同じような試合展開で進む中で、森保監督はMF久保建英とMF中村敬斗、さらにFW町野修斗といった攻撃的なカードを切った。久保は右サイド、中村は左サイドで存在感を見せた一方、最後のところでクロスやシュートがわずかに合わず。一方で、DF町田浩樹をハーフタイム、DF渡辺剛を後半半ばにいずれも負傷で交代させるアクシデントも起こってしまった。
試合前時点で2位のオーストラリアは3位のサウジアラビアに勝ち点3と得失点差9のリードを奪い、最終戦では両者の直接対決が待つことから引き分けも2位以内での本大会出場確定に意味を持つ。その状況の中で大きなリスクを背負うようなプレーをしないオーストラリアに対し、日本は攻めきれないまま時間を過ごしてしまう。
そして試合終了間際の後半45分、オーストラリアが右サイドから攻撃を仕掛けると中央へのラストパスに対し、DFアジズ・ベヒッチが戻りながら体をひねったシュートを決め決勝ゴール。0-1で試合を終えた日本は今予選で初の敗戦になった。日本がオーストラリアに敗れるのは11試合ぶりで、2009年6月17日以来の約16年ぶりだった。
日本は6月10日に最終予選のラストゲームとなるインドネシア戦を、大阪府の吹田スタジアムで戦う。