日本代表ユニに「イタリア以来の衝撃」 革新的な“キツすぎる”モデル「進化も実感」

南アフリカW杯時のユニフォームに注目【写真:Getty Images】
南アフリカW杯時のユニフォームに注目【写真:Getty Images】

2010年南アフリカW杯で着用

 森保一監督率いるサッカー日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を史上最速で獲得しているが、「FOOTBALL ZONE」では今回、これまで着用した歴代のユニフォームを深掘り。サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に2010年南アフリカW杯で着用していたユニフォームについて語ってもらった。

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 岡田武史監督の下、4大会連続出場となった南アフリカ大会W杯では遠藤保仁、本田圭佑らの牽引でグループリーグを2勝1敗で見事に突破。ベスト16でパラグアイにPK戦の末惜しくも敗れた。

 ユニフォームは襟元に赤い四角のデザインが入っており、胸元には日の丸が復活。3本足のカラスのエンブレムの上に収まった。「革命に導く羽」とテーマに「日本サッカー協会のシンボルである八咫烏(やたがらす)の羽が舞うグラフィック。日の丸がブランドロゴと対称の左胸に配置された。あらかじめ胸番号も含めた配置デザインと言えるだろう」とデザインについてともさんは言及している。

「革新的な素材を導入し、従来型の『フォーモーション』型とタイトフィットの『テックフィット』型を用意し選手に選ばせている(長谷部誠さんや長友佑都、岡崎慎司さんがテックフィットを着用)。特にテックフィット型は随所にTPUパワーバンドが施され、締め付けにより身体の動きをサポートする仕組みでかなりキツめ。ユニフォームデザインはグラフィックだけでなく、素材改革によるフォルムや生地感の進化も含まれるなと実感するモデルだった。素材でデザインを創り出すという意味ではイタリア代表などが着用した2000年モデル(kappa KOMBAT2000)のタイトフィットモデル以来の衝撃だった。実体験としてこのテックフィットモデルは不用意に着て脱ごうとすると肩が脱臼する恐れあり(笑)。このモデルよりエンブレムがプチリニューアル。背景色がイエローからホワイトへ変更となった」と素材も変更され、注目ポイントを挙げている。

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