日本代表がW杯ユニで初採用した“色” エンブレムも変更…背番号フォントは「かなりクセが強い」

2018年ロシアW杯時のユニフォームに注目
森保一監督率いるサッカー日本代表は、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を史上最速で獲得しているが、「FOOTBALL ZONE」では今回、これまで着用した歴代のユニフォームを深掘り。サッカーユニフォーム研究家である「ともさん」に2018年ロシアW杯の時に着用していたユニフォームについて語ってもらった
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テーマはロシアW杯での好成績を期待した「勝色」。かつて戦国時代に武将たちが戦に臨む際にまとった鎧下と呼ばれる着物に使われた藍染めの生地において、最も濃い色で勝つための験を担いだ。
「W杯イヤーにはこれまでフレッシュなブルーが使われていたが、今回初めてワールドカップにネイビー系で挑むことになった。前面に歴史を紡ぐ糸をイメージした刺し子柄がデザインされている。首元の内側には過去5大会分のユニフォームの象徴的なデザインを組み合わせたロゴが配置されている。これは過去20年で積み重ねてきた歴史や経験を背負い、勝利をもぎ取る強い意志を表現しているといわれている。前面こそ刺し子柄があるが、袖、背面は淡色でパンツ・ソックスもオーソドックスなもので全体的にはシンプルな印象のあるモデル。しかしながら採用された背番号adidas2018フォントが直線的でかなりクセの強いものだった」とデザインについてともさんは言及している。
さらに「このモデルよりエンブレムがリニューアル。八咫烏が日本を表す赤いボールを足で支えるモチーフはそのままだが、全体のシルエット部分をよりシンプルなものへと変更となった。ユニフォーム上ではもちろん、そのほかSNSなどでの広報的にも使いやすいものへなったと感じる」と注目点を挙げている。日本代表はこの1着を身に纏い挑んだ本大会では惜しくもベスト16で敗退となった。