4カ国語を操るU-21日本代表GK 「見る目が厳しい」欧州で磨く“守護神のメンタル”

「世界で通用するGKになって日本代表に」

 フランスにいた当時からトップアスリート枠で合格した大学でオンラインで経営学を学ぶなど、サッカー以外の面でも常に自分自身のアップデートを続けてきた。文武両道を突き進み、世界を股にかける男が目指すのは日の丸を胸に戦うことだ。

「東京オリンピックはもちろんですけど、代表に入るということへの思い自体がすごく大きいです。日本代表は僕にとって大切なもので、世界で通用するGKになって日本代表に還元したい。日本人も海外に通用するよということを見せつけたい」

 U-21日本代表の一員として3月のパラグアイ遠征に参加し、フル出場したベネズエラ戦では3-3で迎えたPK戦でシュート2本をストップし、4-1の勝利に貢献した。大舞台で飛躍を遂げる日を夢見て――。山口瑠伊の挑戦は続いていく。

<Profile>
山口瑠伊(やまぐち・るい)/1998年5月28日生まれ。19歳。中学時代にFC東京U-15深川に加入。2014年にはU-18チームへ昇格した。同年にFC東京を退団し、フランス1部ロリアンへ移籍。17年夏からスペイン3部エストレマドゥーラでプレーしている。17年には日本代表としてU-20ワールドカップ、AFC U-23選手権予選に出場。18年も引き続き、森保一監督率いるU-21日本代表に選出されている。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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