「サッカー界の嫌われ者50人」を英誌選出 汚職、エルボー、不倫…“悪”の顔ぶれがズラリ

カリスマ監督、問題発言GKがトップ3入り

 2位はマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督だ。

「ほとんどの人間は紛争を避けようとするものだ。気にとめない人間もいる。ほんの一握りの人間は公にそれを信奉する。争いがなければ人生を全うできないので、エネルギー、モチベーションを注ぎ込む。存在を憎む相手との激突をこよなく愛する」

 記事では、好戦的なポルトガル人指揮官のキャラクターをこのように分析している。特定の対象を公の場で攻撃し、見えないプレッシャーをかけるのが“モウリーニョ流”。名将の敵は数え切れないほどだという。

「新たな敵を作り続けている。アーセン・ベンゲル、エデン・アザール、ペップ・グアルディオラ、カタルーニャ地方とマージーサイド全域の住民、そして、マドリードの半分だ」

 3位は元西ドイツ代表の守護神ハラルト・シューマッハ。選出理由はワールドカップ(W杯)史上に残るある問題行動だ。1982年W杯の準々決勝フランス戦でDFパトリック・バチストンと1対1になった場面で、危険なエルボーを見舞った。バチストンは頭部を強打して気絶し、脊椎や歯を折るなどの重傷を負ったが、ファウルの笛は吹かれず、ゴールキックでプレーは続行された。

 その後の記者会見では「彼に問題があるのなら、入れ歯代は出すよ」という問題発言で物議を醸したシューマッハ。記事では、「ドイツのGKシューマッハは一時期フランスの嫌われ者ランキングでアドルフ・ヒトラーよりも上位に位置した」と振り返っている。

 

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