「それ、取るんだ」 日本最強FKキッカー・中村俊輔が明かす二人の“天敵GK”

【天才レフティーの思考|No.2】「隅っこに入ったもの以外は正直あまり嬉しくない」

中村俊輔インタビュー連載「天才レフティーの思考」

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 J1ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔は、9月23日のJ1第27節、本拠地の大宮アルディージャ戦(2-1)でFKから1ゴールをマークし、自身が持つJ1リーグ最多直接FK記録を「24」に更新した。現在39歳のレフティーは、欧州の舞台や日本代表でも幾度となく鮮やかなFKを叩き込んでファンを魅了し、生ける伝説として日本サッカー界に君臨している。そんな男にとって、FKの際に印象に残ったGKがいるという。中村は“天敵”とも言える二人の選手を挙げている。

 中村のFKといえば、セルティック所属時代に名門マンチェスター・ユナイテッドから奪った鮮烈な一撃が有名だ。

 2006年9月13日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節、敵地ユナイテッド戦(3-2)。“夢の劇場”と呼ばれるオールド・トラッフォードで中村が放った約30メートルのFKは、元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールも反応できない完璧な一撃だった。さらに同年11月21日のCLグループステージ第5節の本拠地ユナイテッド戦(1-0)、こちらも約30メートルの位置から強烈な弾道のボールを右上隅に決めた。これが決勝点となり、セルティックはクラブ史上初のCL16強入りを決めている。

 いずれも世界的に高い評価を受けたが、中村は自身の“FK観”について次のように語った。

「キャリアのなかで、いろいろなFKを決めてきたけど、最終的にゴールの隅っこに入ったもの以外は正直あまり嬉しくないですかね」

 

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