FC東京が浦和に逆転勝利 2013年以来の天皇杯4強入り…浦和は再び後半に失速

FC東京マルセロ・ヒアンが2ゴール【写真:徳原隆元】
FC東京マルセロ・ヒアンが2ゴール【写真:徳原隆元】

マルセロ・ヒアンが2ゴールの活躍

 第105回天皇杯全日本サッカー選手権は8月27日に各地で準々決勝の試合が行われ、埼玉スタジアムではFC東京が2-1で浦和レッズに勝利した。

【PR】DAZNを半額で視聴可能な学生向け「ABEMA de DAZN 学割プラン」が新登場!

 浦和は8月16日の名古屋グランパス戦で負傷交代していたFW小森飛絢がスタメンに復帰した。一方のFC東京は8月21日にV・ファーレン長崎からの期限付き移籍が発表されていたMFマルコス・ギリェルメが左サイドのアタッカーとしてスタメン出場した。

 雷雨も懸念された中でキックオフされたゲームは序盤から浦和が主導権を握り、MF松尾佑介やMF金子拓郎が際どいシュートを放つ場面を作った。FC東京は前半25分までにMF橋本拳人とMF常盤亨太のダブルボランチがそろってイエローカードを受けるなど厳しい展開になった。

 その中で前半42分、FC東京のDF岡哲平が中央に返したパスがミスになると、浦和はMFサミュエル・グスタフソンがダイレクトでスルーパス。これは相手に当たったが、こぼれ球を拾った小森が金子にラストパスを通し、金子が左足で流し込んで浦和が先制して前半を終えた。

 後半も立ち上がりは浦和がコントロールしたものの、後半7分にFC東京はロングボールから前線に収まるとFWマルセロ・ヒアンが左サイドからゴール正面へ回り込むようにして右足シュートを放ってゴールに流し込み、1-1の同点に追いついた。その後は得点で勢いが出たFC東京の出足が良くなり、中盤での激しいバトルが多くなる試合になった。

 そして後半20分、FC東京は再びロングボールから今度はギリェルメが右サイドでキープすると中央へのラストパスを通し、ヒアンが蹴り込んで2-1と逆転に成功した。その後も改善したFC東京のプレスの前に浦和は前半のようにボールをつなげなくなり、ゴール前のチャンスを作り出すことはできず。このまま2-1でFC東京が勝利し、第93回大会(2013年)以来の4強入りを果たした。J2ながら優勝を果たした第91回大会以来の頂点まで駆け上がれるか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング