瀬古歩夢が6月7日に25歳の誕生日を迎えた

　日本代表DF瀬古歩夢が6月7日、25歳の誕生日を迎えた。約2100人のファン・サポーターが駆けつけた大阪府堺市での公開練習で、“戦友”MF久保建英の音頭によって歌や拍手で祝福された。瀬古が笑顔で照れくさそうにする中、指揮者に扮した久保がサポーターをまとめて見事な合唱を披露。瀬古は「あいつ（久保）に祝ってもらえて、サポーターに祝ってもらえて非常にいい誕生日になりました」と嬉しそうだった。

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　スタンドを埋め尽くしたサポーターの歌声が響いた。この日25歳を迎えた瀬古。練習終了後に全員が揃って挨拶をすると、久保が突然大声で話し始めた。

「今日は歩夢くんの誕生日なので、皆さんで一緒にお祝いしましょう！」

　両手を上げた久保が指揮者のように腕を振り、「さん、はい！」と掛け声をすると、サポーターは一斉に「ハッピーバースデートゥーユー」と歌い始めた。瀬古は笑顔を絶やさずにその様子を見守り、一礼。A代表で過ごす特別な1日となった。

「ああいう風に大勢の前で、祝ってもらうことはすごく光栄なことですし、日の丸を背負って戦う、責任っていうのを、改めて感じさせられました。あいつ（久保）はもうずっと仲いいんで、昔から。こうやって戦ってきた仲間ですし、あいつに祝ってもらって、サポーターにも祝ってもらって、非常にいい誕生日になりました」

　オーストラリア戦で負傷したDF町田浩樹とDF渡辺剛の離脱が決定。最終ラインでは初招集のDF鈴木淳之介をはじめ、DF関根大輝、DF高井幸大と若手が揃い、瀬古にリーダーとしての役割が求められる。

「センターバックが全然いないってことで、自分自身もっともっと責任感を持ってやっていかないといけないと思っていますし、もちろんおる、おらんに関わらず責任持ってやっていきたいなと思っています。ちょっとした時間でコミュニケーション取っていきたい」

　25歳となり、より一層責任感が増した瀬古。ここから先の1年はさらに色濃いものになりそうだ。