マリノスDFは「意図的に倒したわけではない」 “DOGSO退場判定”に元日本代表戦士らも見解「空ぶった勢いで…」

横浜FMの角田涼太朗【写真:徳原隆元】
横浜FMの角田涼太朗【写真:徳原隆元】

横浜FMの角田のファウルシーンを考察

 スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、12月3日のJ1リーグ第34節、京都サンガF.C.と横浜F・マリノスの試合が取り上げられた。ここでは、決定的な得点機会阻止(DOGSO/ドグソ/“Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity”の略)と判断された退場処分が妥当かどうかを議論している。

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 この場面は前半19分、前線へのロングボールに反応した京都FW原大智が抜け出しかかるところ、ボールをクリアしようとした横浜FMのDF角田涼太朗が上手くボールを捉えられず、足がわずかにボールをかするような触れ方をしたまま原に接触して反則となった。清水勇人レフェリーはこれをDOGSOと判断して角田にレッドカードを提示。岡部拓人VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入もなかった。

 ゲスト出演した元日本代表MF藤本淳吾氏は「個人としては納得がいかない。空ぶった勢いで当たってしまった」と話したが、これがDOGSOに当たるかどうかという点では「当てはまっている」として、「個人的に納得がいっていないだけであって、退場という判断は間違っていないと思う」と話した。

 また、同じくゲスト出演した元日本代表DF駒野友一氏は「DOGSOには当てはまっているので退場になると思うけど、プレー状況。クリアしてその勢いで身体が浮いてしまい、ちょうど相手選手がいたので絡まってしまった。意図的に倒したわけではないので、それをどう見るか」と話した。

 元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は「ファウルは間違いない」としたうえで、公式記録ではタックルの危険性ではなくDOGSOでのレッドカードであったことを紹介。そして、原がボールをコントロールできる可能性について疑問があるとして、「ボールの勢いからすると結構、厳しいのかなと。DOGSOも理解できるけど、個人的にはSPA(大きなチャンスを潰す反則)によりイエローカード」という意見を話した。

 家本氏は主審の判断理由について「ゲームを読んでいてスッとついていく。ここは素晴らしかった」とポジショニングについて話したが、「(角田の足が)挟み込み様なところがあるので、どれくらいダメージがあるのかにフォーカスするのでボールの勢いなどが少し消えてしまう。ボールのキープ、コントロールの可能性が本人は意識していないかもしれないけど、消えてしまう。副審から見ていても、DOGSOという判断にはそうですねとなる」と話した。

 一方で出演者から、角田がわずかだが先にボールへ触れているという情報があると主審の判断は変わるのかという問題提起があった。清水レフェリーの位置からは角田がボールに触ったことが見えないこともあり、それがVARが介入できる理由になるかという点について家本氏は、難しい判断だと考え込むような仕草を見せ「ボールに触れたことを確認できずにDOGSOと判断したのなら、VARが入るのは…。それによって介入条件が変わるのかどうかは興味深い」と話していた。

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