浦和、アウェー鹿島戦で優勝遠のくドロー 停滞感は解消されずスコアレス決着に

浦和はアウェー鹿島戦でスコアレスドロー【写真:Getty Images】
浦和はアウェー鹿島戦でスコアレスドロー【写真:Getty Images】

アウェーゲームで鹿島と対戦

 浦和レッズは10月28日にJ1第31節のアウェーゲームで鹿島アントラーズと対戦し0-0の引き分けに終わった。これにより、優勝の可能性はかなり厳しいものになった。

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 浦和は首位のヴィッセル神戸と勝ち点8差で残り4試合を迎えた。直接対決を残すものの、このゲームで引き分け以下に終わると優勝の可能性が消滅する場合がある崖っぷちの一戦になった。出場停止から明けたFWホセ・カンテが最前線に入り、FW髙橋利樹と高さのある2人を配置した。一方の鹿島は前節で優勝の可能性がなくなって迎えた一戦だが、伝統的にライバル関係の色濃い浦和とのホームゲームに強度の高い立ち上がりを見せた。

 両チームが相手のプレスの前になかなか前進できないなかで、鹿島はロングボールを2トップのFW鈴木優磨とFW垣田裕暉が強さを見せて収めて後方が押し上げた。一方の浦和は右サイドのDF酒井宏樹とMF安居海渡へ向けたロングボールが増えたが収めることが難しく、なかなか敵陣に入れなかった。

 両者とも大きなチャンスがなかった前半では、34分に浦和がコーナーキックから放ったDFマリウス・ホイブラーテンのヘディングシュートが枠内に飛んでGK早川友基がセーブした場面があったが、0-0のまま後半を迎えた。

 後半は立ち上がりの10分ほどは浦和が何回か左サイドからDF荻原拓也のクロスがゴール前の際どい位置に入ったがゴールにはつながらず。一方の鹿島は浦和を押し込んで攻撃回数を増やしたが、決定機を作り出すには至らなかった。

 引き分けが許されない浦和はラスト15分でFW興梠慎三とタイ代表MFエカニット・パンヤを入れて前線をフレッシュな選手に入れ替えたが、最後まで停滞感は解消されず。鹿島も最後のところは崩しきれないまま0-0の引き分けに終わった。

 同時刻キックオフの首位・神戸が湘南と1-1で引き分けたため、勝ち点差は8に。残り3試合で数字上、逆転優勝の可能性は残されているものの、極めて厳しいものになった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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