浦和MF安部裕葵を「早く公式戦で見たいが…」 怪我人の動向に監督見解「10月中に戻ってくるだろう」

浦和のスコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
浦和のスコルジャ監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

横浜FMとのルヴァンカップ準決勝第2戦に向け、スコルジャ監督が会見

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、10月13日に定例のオンライン会見を実施。出場停止、代表活動、負傷者の続出で迎える2日後のルヴァンカップ準決勝第2戦・横浜F・マリノス戦に向けて「一戦目より数多くのチャンスを作らなければいけない。そのために、よりリスクを犯すべきだろう」と、攻撃的な姿勢でのプレーを予告した。

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 浦和は11日に敵地での初戦を0-1で敗れた。指揮官は改めて「この試合にはたくさんのいい面があった。Jリーグのベストチームの1つと言える相手との対戦だったが、私たちがゲームをコントロールできていると言える場面が多かった」と話す。

 一方で、DF酒井宏樹が試合終了間際に退場処分となり第2戦は出場停止。17歳MF早川隼平もスタメン出場したが負傷により約15分での交代を余儀なくされた。MF伊藤敦樹が日本代表、DF大畑歩夢がU-22日本代表に選出されて不在で、DF明本孝浩、MF大久保智明、MF中島翔哉、MFアレックス・シャルク、FWブライアン・リンセンが負傷から戻っていない。さらに今夏加入のMF安部裕葵は約2年間公式戦から遠ざかり、コンディションを上げる過程で離脱することもあったと明かされている。合計すると10人が15日のゲームに出場できない可能性を抱えている。

 スコルジャ監督は「次の試合に向けてさまざまなアイディアはあるが、最終的な答えが出るのは明日のトレーニングを終えてからになる」としたうえで、「重要な選手で怪我をしている選手が数人いる。安部裕葵はできるだけ早く公式戦で見たいと思っている。だけど、その試合はこの日曜日ではない。私に今言えるのは、10月中に怪我人はすべて戻ってくるだろうということ」と話し、先の展望は明るいものの、このゲームが行われるのは難しいタイミングにあることを示唆した。

第2戦に「12人で戦える」 ホームのアドバンテージに期待

 なかでも大会レギュレーションによる「年末時点で21歳以下の日本人選手を必ず1人以上スタメンに含めないとならない」という制限に対し、早川の負傷は懸念材料。「メディカルスタッフが今、隼平を回復させるのに全力を尽くしている。今のところ、別メニュー調整をしている。今日もそうだった。明日、判断することになる。隼平が間に合えば隼平とも考えられるが、間に合わなければ堀内陽太がいる。陽太はチームにフレッシュなパワーを与えてくれるだろう。それは相手にとってサプライズ要素になるかもしれない」と、今季ユースチームから昇格し、ここまで公式戦1試合に途中出場したのみのMF堀内陽太が起用される可能性を話した。

 ホームでの第2戦は、90分の試合中に少なくとも1ゴールを決めないと敗退となる。延長戦になる可能性もあるが、PK戦の前に勝ち抜けを決めるには2点差での勝利が必要とあり、「一戦目より数多くのチャンスを作らなければいけない。そのために、よりリスクを犯すべきだろう」と、攻撃的な姿勢でプレーすることを予告。ホームゲームでの第2戦に「12人で戦えるという確信がある。サポーターの皆さんがともに戦ってくれると信じている。できれば満員のスタジアムで戦いたい。クラブ全体にとって非常に重要な試合です。必ず我々にとって、このホームゲームがアドバンテージになると思っている」と、サポーターの声援を追い風にして逆境を跳ね返す勝ち抜けを見据えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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