浦和17歳が原口元気の記録越え 早川隼平、クラブ史上最年少となるA契約可能な450分出場を達成

浦和の早川隼平【写真:Getty Images】
浦和の早川隼平【写真:Getty Images】

ルヴァン杯G大阪との第2戦でスタメン出場、17歳9か月5日でクラブ最速記録を達成

 J1浦和レッズの17歳MF早川隼平は、9月10日のルヴァンカップ(杯)準々決勝第2戦のガンバ大阪戦にスタメン出場。前半41分の時点でクラブ史上最年少となるA契約可能な450分出場に達した。

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 早川は地元の埼玉県出身で、浦和のジュニアユース、ユースと昇格してきた。昨年のU-17日本代表から継続的に世代別の代表活動にも招集されている。昨季の時点で、新型コロナウイルスの流行もありユース所属でありながら2種登録されたところから、リーグ開幕戦の京都サンガF.C.戦ではベンチ入りした。

 今季も継続して2種登録されたところから、4月5日にルヴァン杯の川崎フロンターレ戦で途中出場してプロデビュー。4月19日の同杯、湘南ベルマーレ戦では初スタメンのピッチに立つとプロ初ゴールも記録した。これは、天皇杯を含まないJリーグ公式戦ではクラブ史上最年少ゴールになった。

 この時点でマチェイ・スコルジャ監督からは現実的な起用選手という扱いを受け、トレーニングもトップチームに合流。アジア王者の懸かったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦では、アウェーゴールのアドバンテージを持ち帰りたい1-1の状況で、敵地サウジアラビアでの残り約10分のところでピッチに送り込まれるほどの信頼を受ける。そして、8月10日には浦和からプロ契約を結んだことが発表されていた。

 出場時間を積み重ねてきた若手アタッカーは、この日のG大阪戦の前時点で出場時間が409分に。そして、トップ下でスタメン出場するとハーフタイムまでプレー。前半41分でA契約が可能な450分に達した。浦和によると17歳9か月5日での達成は、原口元気の17歳11カ月17日を抜いてクラブ史上最年少の記録になったという。

 すでにJ1でのスタメン出場経験も持つ17歳は、名実ともにプロの一員としての節目を迎えることになった。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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