浦和はリーグ3連勝ならず ショルツのPKで先制も…新潟に追い付かれ1-1のドロー決着

先制点となったPKを決めた浦和のアレクサンダー・ショルツ【写真:徳原隆元】
先制点となったPKを決めた浦和のアレクサンダー・ショルツ【写真:徳原隆元】

後半36分に浦和は3試合ぶりの失点

 浦和レッズは9月2日のJ1第26節でアルビレックス新潟と対戦し、1-1の引き分け。リーグ3連勝とはならなかった。

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 新潟の本拠地ビッグスワンは猛暑の影響で芝のコンディションが厳しく、茶色くなってしまっている部分も目立つなかでキックオフ。その影響もあるのか、後方から丁寧につなぐスタイルの新潟はパス回しに安定感を欠いて思うような前進ができずに浦和が中盤でのカットから攻撃する回数を増やした。

 浦和は前半の途中でMF大久保智明が右脚を押さえてプレー続行不可能になるアクシデントによりMF安居海渡との交代を行った。そのなかで迎えた前半34分、MF岩尾憲が蹴ったコーナーキックにMF関根貴大がダイビングヘッドで飛び込んだところ、新潟MF長倉幹樹の腕にボールが当たったとして岡部拓人VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がオンフィールドレビューを進言する。

 映像を確認した松尾一レフェリーはPKと判定し、これをショルツがゴール中央に決めて前半38分の決勝ゴールになった。長倉は浦和の下部組織出身で今夏にJ2ザスパクサツ群馬から新潟に移籍して初の浦和戦だったが、苦いワンシーンになってしまった。

 浦和が1点リードで折り返した後半は半ば過ぎから新潟がかなりボールを支配する展開になったものの、GK西川周作、DFマリウス・ホイブラーテン、ショルツを中心にしたリーグ最少失点の浦和ディフェンス陣は堅いブロックを形成してゴール前のシュートシーンを簡単には作らせなかった。

 高温多湿の気候で両チームともかなり体力的に厳しそうなものを見せた中で迎えた後半36分、新潟はショルツに当たったボールがゴール前のこぼれたところを途中出場のFW小見洋太が押し込んで同点。小見はJ1初ゴールになり、浦和はリーグ3試合ぶりの失点になった。

 試合はこのまま1-1の引き分けで終了。上位3チームを追う4位の浦和にとっては痛い結果になった。

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