明本孝浩が全体練習に復帰 浦和新加入・中島翔哉との連係にも意欲 「ワクワクしている」
「球際のプレーなどで鼓舞できたらいい」と試合への意気込みを語る
J1浦和レッズは8月9日に公開トレーニングを実施。シーズン前半戦でレギュラーとして活躍してきたDF明本孝浩が全体練習に復帰。左サイドバック(SB)のプレーはもとより、「2列目に入ったら泥臭くゴールを狙いたい」と意欲を示した。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
明本は2021年に浦和へ加入すると、当時のリカルド・ロドリゲス監督に左SBへのコンバートをされて対人プレーの強さも生かしつつ新境地を開いた。一方で、サイドハーフやセカンドトップ、あるいは1トップに起用されることもあるマルチな能力を武器にチームの中心選手になっていった。
マチェイ・スコルジャ監督が就任した今季は左SBのレギュラーとしてシーズン前半戦を過ごしたが、DF荻原拓也を投入して明本を2列目に上げる交代のパターンもあった。しかし、6月24日の川崎フロンターレ戦で負傷すると離脱。別メニュー調整が続いたなかで、この日から全体練習にフル合流した。
精力的なトレーニングを終えた明本は「1回リフレッシュもできて、チーム状況も悪くない。苦しい時にどれだけチームのために戦えるか。球際のプレーなどで鼓舞できたらいい」と話す。
また元日本代表MF中島翔哉も加入した攻撃陣について「(中島加入は)ワクワクしている。みんなが知っているような選手だし、顔を出してくれるし、いいアクセントになってくれると思う。目も合うし、見てくれる。試合だったら僕は必ず走るので、それを選択するのは中島選手だとか色々な選手。選択肢は増やしてあげられると思う。僕が2列目に入ったら、とにかく泥臭くゴールを狙いたい。どんな形でもゴールを決めてチームが勝てばいい」と、意欲を示した。
浦和の次のゲームは8月13日のサンフレッチェ広島戦だが、今月中にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフ、来月にはルヴァンカップの準々決勝など試合数も多い。そうしたなかでタフに戦える明本の復帰は間違いなく朗報。「気持ちの部分では十分に準備できている」と話すダイナモがピッチに立つ姿が期待される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)