浦和、リードを守り切れず1-1のドロー 川崎相手にロング弾で先制も直後オウンゴールで失点

浦和と川崎の一戦は1-1のドロー決着【写真:Getty Images】
浦和と川崎の一戦は1-1のドロー決着【写真:Getty Images】

浦和MF関根のロングシュートで先制も直後にGK西川がオウンゴール

 浦和レッズが川崎フロンターレをホームに迎え撃った6月24日のJ1第18節は、激動の後半戦となった展開で最終的には1-1の引き分けに終わった。

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 浦和はキャプテンのDF酒井宏樹が累積警告により出場停止。右サイドバックにDF明本考浩、左サイドバックにDF荻原拓也が入った。勢いよく立ち上がったのは浦和で前半2分、右サイドのスローインを明本が素早く始めると、FWホセ・カンテを経由してMF大久保智明にペナルティーエリア内でパスが繋がりビッグチャンス。しかし、大久保のシュートはGK上福元直人が弾き出した。

 川崎も徐々にペースを取り戻すと前半21分、MF大島僚太のショートパスをペナルティーエリア内で受けたMF脇坂泰斗が右足シュートを放つもボールは枠外に飛んだ。さらに川崎は前半25分、距離のある右サイドからのフリーキックを脇坂が意表をついて直接狙うも、ボールはクロスバーに当たって外れた。

 浦和も前半31分にDFアレクサンダー・ショルツのクイックリスタートからMF安居海渡、カンテとつながって最後は大久保がシュートを放つも枠外。両チーム0-0で前半を終えた。

 後半は出入りの激しい展開になった。まずは後半8分、浦和は最終ラインから最前線のカンテを狙ったロングボールを蹴り込んだが、上福元が飛び出してきてセンターサークルよりやや後方でヘディングのクリア。しかしこれが後半から出場の浦和MF関根貴大に渡ると、ハーフウェーライン近くから一発のロングシュートを放った。このボールは放物線を描いてゴールに向かって飛び、ワンバウンドしてゴール内へ吸い込まれて浦和に先制点が入った。

 しかし後半13分、最終ラインでボールを持った浦和はショルツ、DFマリウス・ホイブラーテン、MF岩尾憲とGK西川周作でボールをキープ。岩尾からのバックパスを受けた西川は、まさかのトラップミスでボールはそのままゴールに吸い込まれていった。目を疑うような形で川崎に同点ゴールが生まれた。

 激しさを増す試合は後半27分、川崎がカウンターで途中出場のMF瀬川祐輔が完全に抜け出すも、西川がタイミングよく距離を詰めて1対1でのシュートは枠外に。このタイミングで浦和は足を痛めた明本がプレー続行不可能となり、DF大畑歩夢を入れて荻原を右に回す苦しい起用を強いられた。

 試合はさらに後半33分、途中出場した川崎もMF小塚和季がショルツに対して足の裏から飛び込む危険なタックルで右足首付近をヒット。今村義朗レフェリーは迷いなくレッドカードを提示して川崎は10人になった。残り時間も試合は出入りの激しい状態が続いたもののスコアは動かずこのまま1-1の引き分けに終わった。

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