川崎がリーグ戦2連勝! MF脇坂泰斗のバースデーゴールで広島に1-0で競り勝つ

川崎がホームで広島に1-0勝利【写真:徳原隆元】
川崎がホームで広島に1-0勝利【写真:徳原隆元】

FW小林が負傷交代など不安を残す形に

 J1は6月11日にリーグ第17節を各地で行い、暫定10位の川崎フロンターレは4位のサンフレッチェ広島をホームの等々力陸上競技場に迎えた。前節のヴィッセル神戸戦が台風の影響で中止になった川崎は、2週間ぶりのリーグ戦で1-0の勝利を飾っている。

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 開始直後、広島はFWドウグラス・ヴィエイラがゴール前のこぼれ球に反応してシュートを放ったが、わずかに左へ逸れていった。同6分にはGK大迫敬介のロングフィードでFWエゼキエウが最終ラインの裏を取るが、高い位置をとっていたGK上福元直人がボールを抑えてシュートを打たせなかった。同8分にも広島は、MF川村拓夢が強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GK上福元がパンチングでボールを弾き飛ばした。

 最終ラインからボールをつなごうとする川崎だが、寄せの早い広島の守備を攻略できない。逆に低い位置でボールを失い、ピンチになりかける場面もあった。前半17分には、FW家長昭博が自陣から長い距離をドリブルでボールを運んだが、相手ハーフでパスをつなぐ機会は少なかった。

 前半24分にはポストプレーをしたFW小林悠が、相手と接触して右足を痛める。プレーに戻ろうとした小林だったが、そのままFWレアンドロ・ダミアンと交代になった。前半28分には、左サイドから攻撃の形を作り、最後は山根がこぼれ球からシュートを放ったが、相手にクリアーされる。

 川崎は前半39分に高い位置でボールを回すと、最後は家長がドリブルで仕掛けてシュートを放ったが、GK大迫に防がれて得点はできない。同43分にもゴール前でボールを保持した川崎は、FW宮代大聖がエリア内から狙いすましたシュートを放ったが、DF登里享平に当たってしまい、ゴールは決められなかった。前半アディショナルタイムにも、宮代は再び同じような形からゴールを狙ったが、シュートは右に逸れていき、両チーム得点を挙げられないまま前半を終えた。

 後半11分、試合を動かしたのはこの日が28歳の誕生日だったMF脇坂泰斗だった。自陣で相手のプレスを個人技でかわして、ボールを右につけた脇坂は、そのまま前方へ走り抜ける。家長の縦パスを受けたレアンドロ・ダミアンが落としたボールを受けて、DF佐々木翔を交わすと、そのままゴール右にシュートを決めて先制点をもたらした。

 今シーズン、リーグ戦で先制した試合は4勝1分けと負けなしの川崎は、後半26分にもGK上福元直人のロングキックをフリーで受けた家長がエリア右にボールを運び、左足でゴールを狙ったが、わずかに左へ外れていった。

 広島も後半34分に相手のパスをカットして速攻からシュートに持ち込む場面など、ゴールに迫る場面は作るがシュートを枠に飛ばせない。追加点を挙げられなかったものの、最後まで脇坂の挙げたゴールを守り抜いた川崎が、1-0で勝利してリーグ戦2連勝としている。

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