“パンキナーロ”の本田が日本代表で“不動”の驚き ミラン番記者「イタリアではあまりない」と指摘

ミラン番記者は「技術面」は認めるも…

 ミランでは、元スペインU-21代表MFスソに実力で圧倒され、本田は完全に出番を失っている。10月25日のジェノア戦でスソが温存され、今季唯一先発するも、味方のオフサイドトラップに取り残される失態でチームの足を引っ張り、ミランの公式ツイッターは試合中から本田への罵詈雑言で大炎上する事態に発展した。この試合の黒星がミランにとってはここ9試合で唯一の黒星となり、本田はヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼を完全に失っている。

 ミランでベンチを温める日々を送る背番号10が、日本代表では当たり前のようにピッチに送り出される現象に対して、ミラン番記者も驚きを見せている。

 地元紙「コリエレ・デラ・セーラ」のアリアンナ・ラバネッリ記者は「日本代表においては、本田の存在に絶対的な価値があるのでしょう。それは議論の余地がない。彼のキャリアにしても、彼のプレーにしても、技術的なクオリティーも価値があるのかもしれません。でも、イタリアではそういうことはあまりないですね」と分析した。

 昨季ミランで出場機会の少なかったイタリア代表DFマッティア・デシリオが、6月の欧州選手権でアントニオ・コンテ前監督に招集され、活躍したケースもあった。だが、本田クラスのベンチ要員が代表チームにおいて“不動”であり続けることは滅多にないと指摘している。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング