久保建英が証明したソシエダでの“存在価値” ダービーマッチは“最高の出来”…現地記者が「自信に満ち溢れている」と語る訳

大舞台で2ゴールに絡む大活躍を見せた久保を現地は軒並み高評価

 後半31分に久保はスタンドの観衆から大きな拍手を受けながらピッチを後にし、この日の仕事をやり終えた。チームはそのまま3-1で勝利し、公式戦7連勝、リーグ4連勝を達成。好調を維持してチャンピオンズリーグ出場圏内の3位をキープしている。

 久保はこれまで、ヘタフェ時代にチームを残留に導くスーパーゴールを決め、マジョルカ時代はアトレティコ・マドリード戦で名手ヤン・オブラク相手に決勝点を決めるなど、記憶に残るゴールを決めてきた。しかし今回のバスクダービーで見せた勝負強さと素晴らしい活躍はスペインでのこれまでのキャリアのなかで、一番手応えがあったのではないだろうか。

 バスクダービーという大舞台で2ゴールに絡む大活躍を見せた日本人に対し、スペイン各紙も軒並み賛辞を惜しまず最高点をつけている。

 地元紙「エル・ディアリオ・バスコ」は、「ダービーを戦う意欲に満ち溢れていた。まるでバイクのようにピッチに登場し、ビルバオDFにとって大いに頭を抱える存在となった。もしそう思わないなら、(久保と何度もマッチアップした)ユーリにそのことを聞いてみればいい。またビビアンの股を抜き、ウナイ・シモン相手に決めたゴールはテレビゲームのようだった」と称賛し、シルバと並ぶ最高の5点と評価した。

 スペイン紙「AS」は「久保がダービーを支配」と見出しをつけ、「アスレティック相手に素晴らしいパフォーマンスを披露した」と記してチーム唯一となる最高の3点を与えると、スペイン紙「マルカ」も「歓喜する偉大な久保」と題し、「ラ・レアルの勝利に決定的な役割を果たした」として同様に最高の3点をつけた。

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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