浦和が今季初の対外試合で5-1勝利 高い位置からのプレーにGK西川も手応え「練習でやってきたものよりできている印象」

今季から浦和に復帰した荻原拓也【写真:轡田哲朗】
今季から浦和に復帰した荻原拓也【写真:轡田哲朗】

沖縄SV戦、45分×2本でトータル5-1で勝利

 浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施中の1月15日、今季初の対外試合となる沖縄SV戦を実施。45分×2本で90分の試合と同じ形式で、トータル5-1の勝利を収めて、マチェイ・スコルジャ新監督が就任しての初戦を飾った。

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 浦和はスコルジャ監督の就任から、よりハイプレス、ハイラインの傾向を強めようとしている。この日のトレーニングマッチでもそのスタイルは随所に見られ、前半4分には前線に当てたセカンドボールに反応したMF関根貴大がドリブルで切り込んでそのままシュートを決めた。

 また、前半26分には左サイドでポイントを作ったところから、今季2年半の期限付き移籍から復帰したDF荻原拓也が攻撃参加して送ったラストパスを、MFダヴィド・モーベルグが蹴り込んで追加点。前半45分には、昨季に流通経済大から加入して2年目のMF安居海渡が目の覚めるような左足ミドルを決めて3-0とした。

 後半開始直後の1分には、北海道コンサドーレ札幌への期限付き移籍から復帰したFW興梠慎三がクロスに合わせてボレーシュートで追加点。1失点はあったものの、後半35分には今季ロアッソ熊本から加入のFW髙橋利樹が相手のクリアに反応して押し込んでゴール。5-1のゴールラッシュで試合を終えた。

 全体的に高い位置から敵陣でのプレーを試みる傾向が強くなり、GK西川周作は「練習でやってきたものより、できている印象」と試合全体を振り返った。また、あまりキャンプでトレーニングする機会の多くなかった自陣からのビルドアップは、昨季までリカルド・ロドリゲス監督が率いたチームの片鱗がありスムーズにつながるところもあった。それだけに西川は「みんなつなぎには上手さがあるし、リカ(ロドリゲス監督)とやってきて共有されてきているものもあるので」と、積み上げが生きている部分の実感も話した。

 今後も沖縄県でのトレーニングキャンプ中には数試合の実戦機会が組まれる見込みだが、スコルジャ監督は選手たちを観察しながらもよりチームの完成度を高めようとしていくだろう。J1開幕戦まで約1か月という段階だが、浦和が全体的にプレーエリアを高くしていこうとしているのは間違いないと言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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