ソシエダ久保の「狂気の20分間」 技ありの“股抜き”EL決勝アシストを現地称賛、躍動プレーに喝采「革命を起こした」
ELニコシア戦で途中出場、後半35分にセルロートの決勝ゴールをアシスト
スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間9月15日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第2節オモニア・ニコシア(ギリシャ)戦に後半16分から途中出場し、決勝ゴールをアシストする活躍で2-1の勝利に貢献した。現地メディアは「狂気の20分間」と、得点を演出した働きに賛辞を送っている。
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久保は、前節のマンチェスター・ユナイテッド戦(1-0)でスタメンを飾った一方、今節はベンチスタートに。それでも1-1の同点で迎えた後半16分から途中出場を果たすと、同35分に貴重な働きを示す。味方のパスから右サイドに抜け出した日本代表MFは、ワントラップから利き足とは反対の右足で中央へラストパス。DFの股を抜けて届いたボールをFWアレクサンデル・セルロートがダイレクトで押し込み、これが決勝ゴールとなった。
30分程の出場時間ながらも決勝アシストの好パフォーマンスに対し、スペインメディア「エス・デルマルケ」ではチームトップタイとなる「7点」の高評価。同「Fichajes」でも「セルロートとクボがソシエダを窮地から救った」と賛辞が送られたなか、地元メディア「Noticias de Gipuzkoa」も「セルロートとクボで革命を起こした」と、途中出場の2選手による活躍にスポットライトを当てた。
久保と同じく、後半16分からの出場となったセルロートとのコンビを、記事では「ノルウェー人と日本人の間には、ブルーノの同点被弾で希薄になった試合に決着をつけるのに十分な、狂気の20分間であった」と、ピッチに立ってからゴールが生まれるまでの働きぶりを称賛。「アノエタ(本拠地)は、またしても日本人の大胆さに浮かれ気味であった」と、リーグ戦を含めて好調ぶりを窺わせるパフォーマンスに熱視線を向けた。
ELユナイテッド戦に続き、ニコシア戦での勝利にも大きく貢献した久保。9月18日のリーガ・エスパニョーラ第6節・エスパニョール戦(ホーム)は、同リーグ通算100試合目の出場が懸かる一戦となり、節目となるゲームでの躍動に期待が懸かる。