「ソシエダで最初のあざ」 久保建英、トップ下で先発も不完全燃焼に現地紙が低評価「すべてのことが上手くいかず」

ソシエダの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

3つのスペイン紙はすべて最低点の「1」を付ける

 スペイン1部レアル・ソシエダは、現地時間9月11日に行われたリーガ・エスパニョーラ第5節でヘタフェと対戦し、1-2で敗れた。2021年に半年間在籍した古巣との一戦で、日本代表MF久保建英はトップ下で先発したものの、ハーフタイムに元スペイン代表MFダビド・シルバと交代している。スペイン紙は、久保に対して軒並み低い評価を与えている。

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 今シーズン、ここまで1分3敗と未勝利の続くヘタフェとの試合に先発出場した久保だったが、これまでと異なるポジションでの出場に加え、D・シルバらの不在もあって、周囲との連係も見せられず、なかなか見せ場を作れなかった。前半42分にはペナルティーエリア内でクロスに対して飛び込んだ際にファウルをアピールしたが認められず。前半アディショナルタイムに先制ゴールを決められてしまう。

 トップ下でもプレーできることを示したかった久保だが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第1節マンチェスター・ユナイテッド戦(1-0)から中2日だったこともあってか、前半だけでベンチへ退いた。後半からはD・シルバがトップ下の位置に入ってプレー。しかし、チームは1-2で敗れ、ヘタフェに今季初勝利を献上している。

 この試合の久保について、スペイン紙「マルカ」とスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、3つ星が満点評価の採点で、揃って一つ星という最低点の評価を与えている。「ムンド・デポルティーボ」紙は、「レアル・ソシエダにとっては、すべてが災害だ。アウェーゲームで敗れたことに加え、新たなスター選手であるウマル・サディクを非常に深刻な負傷で欠くことになりそうだ」と、報じている。

 また、スペイン紙「AS」も久保に「1」の評価を付け、「ソシエダに加入してから、日本人にとって最初のあざとなった。すべてのことが上手くいかなかった。今回、彼はラインの間でプレーすることが難しく、攻撃で貢献できなかった。ハーフタイムに交代となった」と、寸評している。

 ソシエダに加入後、活躍を続けてきた久保だが、初めて起用されたトップ下では結果を出せずに、厳しい評価を下される結果となっている。

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