“プレミア最強説”にスコールズが苦言 「スペインがベスト」「スポンサーマネーが邪魔」と力説

イングランドはエンターテイメント寄り

 今夏の移籍市場において、プレミア勢は2位のイタリア・セリエAに対して約2倍差の金額を移籍市場に投下して大補強を行った。とはいえ、スコールズ氏の語るトップクラブの主力から引き抜いたのは、ユナイテッドがフットボール史上最高額の約123億円を投じて、ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバのみだ。そうしたベストプレーヤーはプレミアでプレーしていないと主張している。

 そして、イングランドサッカーの力を削いでいる原因こそ、巨額の資金を生むスポンサーシップにあると語った。

「スポンサーマネーにより、イングランドはサッカーよりもエンターテインメントに寄っている。そして、トップクラブの振る舞いも正しくない。彼らは3試合か4試合に負けただけで、すぐに監督をクビにしようとする。それもスポンサーマネーとエンターテインメイン性を求めることの影響だ。監督は職を失うリスクを近いところに感じながら仕事をする。そうした状況は、イングランドサッカーのレベル向上を大きく邪魔している」

 スコールズ氏は、有り余る資金力があるが故に失っているものが大きいことを強調。来週にはCLとELの本戦が始まるが、プレミア勢はスコールズ氏の苦言と危惧を杞憂に終わらせるような結果を残せるか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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【Getty Images】

 

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