久保建英、鮮烈ボレー弾の陰にレジェンドFWの教え “師匠”が太鼓判「あれは本当にストライカー」

ソシエダ久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダ久保建英【写真:Getty Images】

元日本代表FW佐藤寿人氏「夏、日本にいる時に一緒にトレーニングをした」

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、8月14日に行われたリーガ・エスパニョーラ開幕節のカディス戦で先発出場し、チームを1-0の勝利に導く決勝ゴールを記録した。スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Jリーグプレビューショー」に出演した元日本代表FWで解説者の佐藤寿人氏が、今夏にストライカーの心得を伝授したと明かし、久保の今季初ゴールを「あれは本当にストライカーのプレーでしたね」と絶賛している。

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 今夏からソシエダに加入した久保は、カディスとのアウェー戦でスタメン出場。4-4-2システムで2トップの一角に入ると、立ち上がりから積極的にパスを呼び込み、味方との連係から相手ゴール前へ迫る。前半24分には、MFミケル・メリノからの縦パスをゴール前中央で受け、左足でワントラップ後、右足で絶妙なボレーシュートを叩き込んだ。試合はそのまま1-0と勝利し、久保が評価を高めた。

「Jリーグプレビューショー」に出演した佐藤氏は「朝起きたら、久保選手からラインが来ていて嬉しかった」とやり取りを明かした。そのきっかけは今夏の直接指導にあったようだ。
Jリーグ通算得点数220得点で歴代1位の記録を持つレジェンドFWの佐藤氏は「夏、(久保が)日本にいる時に一緒にトレーニングをした。点を取るための考え方や技術的なことを知りたいと連絡が来た」と語り、久保にストライカーとしての心得を教えたという。

 カディス戦のゴールについて「背後に抜け出して、本来であればボールをしっかりコントロールして、左足でフィニッシュワークだと思うんですけど、ゴール前は時間と空間が限られていますから、ゴールを奪うためのコントロールの選択、シュートのためのトラップという考え。あれは本当にストライカーのプレーでしたね」と語り、“師匠”として太鼓判を押していた。

 久保が所属するソシエダは、現地時間8月21日に行われるリーガ・エスパニョーラ第2節でFCバルセロナと対戦する。久保にとっては下部組織時代に在籍していた古巣。進化を遂げるレフティーの2試合連続ゴールが生まれるのか注目が集まる。

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