レスター岡崎の新ライバルは「アフリカ版ヴァーディ」 現地記者が全力プレーと得点感覚を称賛

スリマニのプレースタイルについて、母国とポルトガルの記者2名が証言

 日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティは、移籍市場最終日にクラブ記録となる移籍金3000万ユーロ(約35億円)に成果ボーナス500万ユーロ(約5億9000万円)という条件で、スポルティング・リスボンからアルジェリア代表FWイスラム・スリマニを獲得した。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督に見出された28歳のストライカーは、“アフリカ版ジェイミー・ヴァーディ”として大きな期待が懸けられている。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が特集している。

 昨季ポルトガルリーグで得点ランク2位の27得点を挙げたストライカーが、岡崎の強力ライバルとしてプレミア王者に加入した。代表デビューはブラジル・ワールドカップ(W杯)予選が行われていた2012年5月で、まだ23歳だったスリマニは当時まだ母国のCRベルイーズダッドという小さなクラブでプレーしていた。彼にスポットライトを当てたのは、現在日本代表を率いるハリルホジッチ監督だった。

 アルジェリア人ジャーナリストのマヘル・メザシ氏は同局に対して、無名だったスリマニが飛躍したきっかけを作ったのは代表に招集したハリル監督だったと指摘する。

「彼はキャリアを通じて負け犬だった。今のようになるとは誰も思っていなかっただろう。バヒド・ハリルホジッチが、消化試合にすぎないニジェール戦で彼を代表に呼ばなければ、彼は何者でもなかった」

 

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