中国“爆買い”ビッグネームは大半が期待ハズレ? 費用対効果を英メディアが検証

フッキの上海上港63億円移籍を受けて、中国移籍選手の成績と現状を特集

 ロシア1部ゼニトで4シーズンプレーしたブラジル代表FWフッキは、中国1部の上海上港への移籍が決まった。移籍金はアジアサッカー史上最高額となる5580万ユーロ(約63億6000万円)となり、欧州の移籍市場と比肩するほど移籍金は高騰している。爆買いと呼ばれるほど市場価値とかけ離れたメガオファーで欧州の選手を買い漁っている中国サッカー界だが、その費用対効果は正しいものなのだろうか。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が特集している。

 最初に登場するのは、ASローマから1月に河北華夏幸福に移籍したコートジボワール代表FWジェルビーニョ。19億円で移籍したスピードスターは13試合で3得点5アシストという仕事ぶり。特集では「かつてアーセナルに所属した男はピッチ上で彼の片鱗を示している」と報じられており、及第点と評価されている。

 河北にはパリ・サンジェルマンからアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシも移籍している。週給40万ポンド(約5440万円)という世界トップクラスの報酬を手にしているが、ピッチ上ではさっぱりだという。「アルゼンチン人はリーグ10試合で無得点。コパ・アメリカ・センテナリオの試合で肘を骨折したので、すぐには不振から脱出できないだろう」と酷評されている。

 カメルーン代表MFステファン・エンビアはセビージャから河北に加入。4得点を挙げており、「まだ活躍している」と評価されている。とはいえ、河北の今季補強は2億5000万ポンド(約340億円)もの資金を費やしており、費用対効果は現時点で低いと言わざるをえないだろう。

 

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