「黙らせますよ、俺は」 堂安律が見た、久保建英の“10番”…心情初めて明かす「面白くなってきた」

板倉滉とトークショーに参加した堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
板倉滉とトークショーに参加した堂安律【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

板倉滉が主催するイベントにゲスト出演

 日本代表MF堂安律が6月22日、神戸市内で日本代表DF板倉滉が主催するイベント「KCP」にゲスト出演した。トークショーに出演後、取材に対応。6月シリーズでは背番号「10」をMF久保建英が付けて話題となった中で、森保ジャパンの10番を背負う堂安が心情を明かした。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

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「俺がおらんかったら誰がつけるの、建英でしょ」

 丸2年。2023年6月、新10番を託されたのが堂安だった。ドイツでのシーズン中、日本代表のスタッフから現地で告げられた。同年3月からスタートした第2次森保ジャパン。空き番号となっていたエースナンバーを背負った。当時「自分にしか出せない色の10番を出したい。堂安律しか出せない10番像を作っていきたい」と話していた堂安。あれから昨年のアジアカップ8強敗退や北中米ワールドカップ(W杯)予選など重圧に打ち勝つメンタリティーを発揮してチームを牽引してきた。

 今季は所属のフライブルクでブンデスリーガ34試合10ゴール8アシストという圧倒的な結果を残した。6月シリーズは森保監督の意向でシーズン通して出場機会の多かった選手は招集見送りに。堂安自身、ホーム・市立吹田スタジアムで行われた最終予選インドネシア戦はスタンドで観戦した。「もちろん刺激になった」という久保の10番。堂安は前を見て話した。

「勝手に久保対堂安を作りたがっているかもしれないけど、みんな盛り上がっているな、と思っているし、面白くなってきたな、と。自分がまた頑張らないといけないという刺激はあるけど、ネガティブな発想は全くなくて、むしろ俺にとってはありがたい環境じゃないかと思っている。結果で黙らせるしかないので、黙らせますよ、俺は」

 堂安には堂安の。久保には久保の。それぞれの10番があり、ストーリーがある。堂安自身も森保ジャパン入りする前から「日本代表で10番を背負ってW杯に出場する」を公言してきた。「話題になることはいいこと」。W杯まで残り1年。ここで燃えるのが堂安律なのだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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