久保建英、レアル戦は“切り札”起用? スペイン人記者を直撃「本当に重要な対戦を…」

スペインラジオ局「カデナ・セール」のアルベルト・エルナンド記者【写真:高橋智行】
スペインラジオ局「カデナ・セール」のアルベルト・エルナンド記者【写真:高橋智行】

レアル戦の後に「オサスナとの本当に重要な対戦を控えている」

 次節、平日半ば開催となる22日のレアル・マドリード戦での先発出場の可能性については、「それを予想するのは難しいな。なぜなら今日の試合で問題を抱えていたCBの代わりを務める選手について、監督が誰を起用するかを的中できた記者は1人もいなかったからね(※ルイス・ガルシアは怪我人続出のCBをカバーするため、左サイドバックのブライアン・オリバンを起用)」と、指揮官の起用法が読みづらいことを明かしていた。

 そして、「クボにとっては所属元のクラブとの対戦なので、いつも以上にモチベーションが高いだろうから、私だったらクボの先発出場に賭けるけどね」と意見を述べるも、「しかし、マジョルカはレアル・マドリード戦の後、残留争いの直接のライバルであるオサスナとの本当に重要な対戦を控えている。そのことを考慮するとルイス・ガルシアがクボを長時間起用するというのには疑問符が付く。そのため後半途中から投入され、ゲームを活性化させる役割を与えられるかもしれない」と、ベンチスタートの可能性があることを指摘していた。

 次節、レアル・マドリード戦は22日22時キックオフ(日本時間:23日5時)。久保がサンティアゴ・ベルナベウでプレーするのは初めてとなる。勝つのが非常に難しいと思われる絶好調の首位チーム相手に戦力を落として臨み、今週末(26日)に行われる最重要の一戦に全力を注ぐかどうか、そして久保が温存されるかどうか、ルイス・ガルシア監督の決断に注目が集まる。

(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)



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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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