本田120分奮闘も届かず、伊杯決勝でユベントスに惜敗 ミランは3年連続で欧州カップ戦出場権逃す
モラタの決勝弾でユベントスが1-0勝利 伊杯優勝で国内三冠達成!
絶対王者に対する最大限の奮闘も、あと一歩が届かなかった。21日のイタリア杯決勝のACミラン対ユベントスは、0-0で迎えた延長後半5分にユベントスのスペイン代表FWアルバロ・モラタが決めたゴールが決勝点になり、ユベントスが1-0で勝利。セリエA、イタリアスーパーカップとともに国内三冠を達成した。ミランの日本代表FW本田圭佑は120分間戦い抜いたが、ミランでの初タイトルの夢は果たせなかった。
ミランのクリスティアン・ブロッキ監督は4-3-3システムをチョイスし、右ウイングに本田、左ウイングにジャコモ・ボナベントゥーラ、中央にカルロス・バッカを置く3トップで前線を構成した。立ち上がりから果敢なプレスを仕掛けるミランは、ユベントスを自陣に押し込むゲームを展開。今季全体でも有数の集中力とボール際の強さを発揮して、ゲームの主導権を握った。
3バックの中央が定位置のDFレオナルド・ボヌッチ、MFクラウディオ・マルキージオ、MFサミ・ケディラといった実力者を出場停止や負傷で欠くユベントスは、ビルドアップにスムーズさを欠き、攻撃を組み立てられない。その一方で、最終ラインの堅さは健在でミランに決定機を作らせることなく前半を0-0で終了した。
後半に入るとユベントスがペースを取り戻したが、ミランも中盤で激しく戦って攻撃を組み立てさせない。キーマンのMFポール・ポグバに対しても本田やMFユライ・クツカが厳しく寄せて自由を与えず。0-0のまま時間が進んでいった。
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