今季プレミアで期待を裏切った”5人の失敗作” 不発の7番、失墜のMVPらを英紙が断罪

不名誉なシーズンを過ごした実力者たち

 “ミラクル・レスター”の創設132年での初優勝で幕を閉じた2015-16シーズンのプレミアリーグ。欧州選手権のイングランド代表に選出されたFWジェイミー・ヴァーディら驚きの躍進を見せた選手がいる一方で、期待を裏切ったプレイヤーたちも数多くいる。英紙「ガーディアン」は、「フロップ(失敗作)」に終わった5人を挙げている。

 1人目はマンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表FWメンフィス・デパイだ。20歳にして2014年ワールドカップ・ブラジル大会でゴールを奪うなど将来を嘱望されたアタッカーは、今季2500万ポンド(約40億円)の移籍金で“赤い悪魔”の一員となった。

 クラブのエースナンバーである背番号7をつけたが、ルイス・ファン・ハール監督の戦術に馴染めなかった。また18歳の新鋭FWマーカス・ラッシュフォードらの台頭もあり、ベンチへ回ることが多く、プレミアでの先発は16試合、得点もわずか2ゴールに終わった。

 ユナイテッドと同じ都市を本拠地とするマンチェスター・シティからは、アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディが選出されている。最終ラインの補強のため昨夏3400万ポンド(約54億円)もの移籍金でバレンシアから獲得。プレミアでは30試合に先発出場した。しかし、相棒のベルギー代表DFヴァンサン・コンパニが負傷がちで、相手クラブのアタッカーへの対応にも苦慮。同時期に加入したイングランド代表FWラヒーム・スターリングが大活躍したために、「シティで最も失望した」選手と表現されている。

 

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