今季プレミアで期待を裏切った”5人の失敗作” 不発の7番、失墜のMVPらを英紙が断罪

凋落の王者で批判を浴びる2人の名前も…

<> on May 15, 2016 in London, England.

 14-15シーズンのチャンピオンながら10位に沈んだチェルシーからは、スペイン代表MFセスク・ファブレガスとベルギー代表MFエデン・アザールのふたりがノミネートされている。セスクは加入1年目の昨季はアシストを量産したが、今季は序盤戦から振るわず、悪童FWジエゴ・コスタとのスペイン代表ホットラインも寸断された。ジョゼ・モウリーニョ前監督の解任後もゲームメーカーとしてのトップフォームを取り戻せず、本拠地スタンフォード・ブリッジのファンからスケープゴートにされたとも記されている。

 セスク、コスタ以上に厳しい評価を受けるのはナンバー10のアザールだ。昨季はリーグ戦14得点を決め、イングランドプロサッカー選手協会、同記者協会のMVP二冠に輝くなど圧巻の1年を過ごした。しかし今季はゴールから見放されてわずか4得点。それもリーグ戦初得点は第35節ボーンマス戦まで待たなければならず、「攻撃陣の中で一番の期待外れ」と表現されても仕方がないパフォーマンスだった。

 最後に挙げられたのはアストン・ビラの俊足FWガブリエル・アグボンラホール。チームの主将を務めた29歳は、今季の公式戦18試合出場で1得点に終わった。それ以上に問題視されたのは素行面で、休暇中とはいえシーズン中にドバイで水たばこをくわえる姿を写真に撮られるなど、最下位に沈み降格が決定したチームを引っ張るには値しない振る舞いを見せた。同紙は「そのパワーとポテンシャルを無駄遣いした」と一蹴している。

 自らのストロングポイントを見せられず「失敗作」とこき下ろされたビッグネームたち。果たして来シーズンこそは捲土重来とばかりに、リベンジを果たすことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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