久保建英、最終戦で漂わせた“危険な香り” 現地記者も評価「称賛に値する輝きを放った」

最終節の試合会場となったヌエボ・ロス・カルメネス【写真:高橋智行】
最終節の試合会場となったヌエボ・ロス・カルメネス【写真:高橋智行】

出場時間を得るのに苦しんだリーガ2年目、1試合平均のプレータイムは41分

 ビジャレアルとヘタフェでプレーし、出場時間を得るのに苦しんだ久保の今季の公式戦通算成績は36試合、1468分間出場(先発15試合)、2得点4アシストだった。その内訳を見てみると、リーガでは31試合(先発10試合)、1093分間出場、1得点1アシスト、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では5試合(先発5試合)、375分間出場、1得点3アシストとなっている。また1試合平均のプレータイムは41分で、フル出場は4回(リーガ2試合、EL2試合)のみにとどまった。

 ヘタフェとの期限付き移籍の契約が今年6月30日までのため、久保は一旦所属元のレアルに戻ることになる。「マルカ」紙は先日、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得に向けた資金調達のため、久保を含む期限付き選手の大半が今夏売却される可能性が高いと報じたばかりだが、ジネディーヌ・ジダン監督の来季続投が現時点で不透明のため、久保の去就決定はもう少し後になりそうだ。

(高橋智行 / Tomoyuki Takahashi)



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高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

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