「2年半ミラニスタから愛と信頼与えられず」 ミラン本田に今季限りで退団報道

伊メディア報じる 10番は常に崖っぷちで、不確かな将来

 ACミランと日本代表FW本田圭佑に別れの時が近づいているのだろうか。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は「ミラン、本田が将来について決心した」と特集を組んだ。今季限りでの退団が濃厚と報じている。

 15日のリーグ最終節ローマ戦を前に、クリスティアン・ブロッキ監督は記者会見で「本田は常に準備のできているプロとして模範的な選手で、私がスタメンで起用できる選手の一人だ」と発言している。記事でも「本田は前任のシニシャ・ミハイロビッチ監督の下で4-4-2システムでのポジションを得ていたのに、ブロッキ監督の就任により厳しい状況になった。しかし、ボナベントゥーラの負傷によりトップ下で出場すると、その実力が劣るものではないことを示した」と分析。今季リーグ戦1得点3アシストと物足りない数字の本田を擁護している。

 その一方で、「彼のレギュラーポジションは常に崖っぷちであり、ミランでの将来は不確かなものだ」と指摘。本田の立場が脆弱な基盤の上に成り立っていると指摘している。

「2年半のミランでのプレーは悪かったわけではない。しかし、ミラニスタからの愛と信頼は与えられず、何よりもセリエAでプレーする選手たちとの親和性を欠いた。とりわけ、古参の選手たちとのプレーは噛み合わなかった。したがって、本田の興味は国外の、それもヨーロッパの舞台に立てるチームに移籍することにある。スペインの他、イングランドのチームが彼に興味を示しているが、ドイツからの調査も届いている」

 2014年1月に加入してからの本田個人のパフォーマンスを悪いものではなかったと評価しているが、同僚との連携面に問題があったと指摘されている。

 

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