青森山田時代の“盟友”が激突…浦和&横浜FCのホープ、涙をのんだ埼スタでの再会

ルヴァン杯で武田(浦和)と古宿(横浜FC)が中盤でマッチアップ【写真:Getty Images】
ルヴァン杯で武田(浦和)と古宿(横浜FC)が中盤でマッチアップ【写真:Getty Images】

ルヴァン杯で武田(浦和)と古宿(横浜FC)が中盤でマッチアップ

 浦和レッズと横浜FCが対戦した19日のルヴァン杯グループステージ最終節では、ピッチ上で懐かしい再会があった。ともに青森山田高校出身で昨季にプロ入りしたMF武田英寿(浦和)と、MF古宿理久(横浜FC)が中盤でマッチアップした。

 2人は2019年度の青森山田高校で中盤の要としてプレー。武田はトップ下、古宿はボランチとして高円宮杯プレミアリーグを制すると、高校選手権にも出場して決勝まで勝ち上がった。しかし、そこでは静岡学園に敗れて涙をのんだ。

 両者ともルーキーイヤーとなった昨季は苦しんだ。武田は夏のルヴァン杯で途中出場によるデビューがあったが、その後はシーズン終盤までベンチ入りもできなかった。大槻毅前監督の退任も決まった最終盤に出場機会を得たが、不完全燃焼に終わった。一方の古宿は昨季、公式戦の出場がゼロだった。

 今季に入ると武田が4月上旬にリーグ戦で連続スタメンとブレークの兆しを見せたが、負傷離脱のアクシデントに見舞われた。この試合は、そこからの復帰初戦だった。一方の古宿は4月28日のルヴァン杯グループステージ第4節の柏レイソル戦(2-0)で途中出場からプロデビューし、これが3試合目になった。

 その2人は、中盤で互いのシステム上で噛み合う形になり、何度となくマッチアップした。古宿は「ヒデ(武田)と最後にやったのが埼玉スタジアムの(高校選手権)決勝のピッチだったので、また、この舞台で、埼玉スタジアムで(プロとして)最初にプレーできたことは非常に嬉しいことですし、やっぱりその中でも負けたくないという思いはありました」とその思いを話した。

 高校時代の盟友による対戦は武田が後半22分に交代したことで終わったが、古宿はフル出場した。一方で、試合内容は浦和がボールを制圧しながら攻撃を仕掛け、ゴールやアシストこそないものの武田は2-0で勝利したチームの中で存在感を放った。

 武田とのマッチアップに「足元の技術は前から全然変わらず上手なんですけど、ハードワークするようになったなと自分から見て思いました」とプロ入りしての変化を感じたようだ。一方で、古宿もまだ3試合目の出場であり伸びしろは十分だと言える。

 今季はすでにリーグ戦での対戦を1試合終えているだけに、2人がマッチアップするチャンスは天皇杯での対戦がなければ9月10日に横浜FCのホームで行われるリーグ戦のみになる。その時には、チームの中心選手としてスタメン出場して相まみえることが、2人の若手ホープにとっての目標になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)


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