「監督は戦力として計算してる」 久保、所属元レアルとの“稀有な”3度目の対戦に注目

ヘタフェMF久保建英【写真:Getty Images】
ヘタフェMF久保建英【写真:Getty Images】

ビジャレアルで1回、ヘタフェで2回目の対戦となり、「マルカ」紙が久保にフォーカス

 スペイン1部ヘタフェは、現地時間18日にホームでのリーガ・エスパニョーラ第33節で強豪レアル・マドリードと対戦する。期限付き移籍中の日本代表MF久保建英にとっては保有権を持つ“所属元クラブ”との対戦になるが、今季3度目の対戦にスペイン大手紙が注目している。

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 久保は2019年夏、FC東京からスペインの名門レアルへ移籍。1年目はマジョルカへレンタルとなり、リーグ戦35試合に出場して4得点4アシストを記録した。今季は強豪ビジャレアルに再びレンタルとなったが、ウナイ・エメリ監督率いるチームのなかで定位置を掴めず。リーグ戦13試合(うち先発2試合)で計291分間のプレーにとどまった。

 今年1月、ヘタフェにシーズン終了までの期限付き移籍となったが、当初のスタメン起用から6試合連続でベンチスタートになるなど、苦しい状況は続いている。3月にU-24日本代表の活動を経てチームに再合流後、4月10日のリーガ第30節カディス戦(0-1)ではトップ下で先発出場するも、見せ場なく後半6分に交代を告げられていた。

 スペイン紙「AS」は、「クボ、マドリード戦出場可能」と見出しを打ち、18日のレアル戦についてフォーカスしている。

「1人の選手がリーガで同じ相手と3回対戦するのはよくあることではないが、レンタル移籍している選手が自チームと戦うというのはなおさら珍しい。タケフサ・クボは日曜にレアル・マドリードとの3回目の対戦を迎える。ロス・ブランコスはこのレンタル移籍に“恐怖の条項”(レンタル選手が所属元との対戦を禁じる、または追加料金が発生する契約の特記事項)をつけておらず、日本人選手はマドリディスタスがタイトルを勝ち取るため、またヘタフェが1部に残留するために重要な試合で所属クラブと戦うことができる」

 久保はビジャレアルに所属していた昨年11月にレアルと対戦(後半44分からの出場)。ヘタフェ移籍後の今年2月にも延期となっていた開幕戦で後半10分から“白い巨人”と対峙しており、18日が今季3回目の対戦となる。

「クボはシーズン前半、ビジャレアルのユニホームを着てプレーした。延期されていた開幕戦で、サイドアタッカーはヘタフェのユニホームでバルデベバスでプレーできた。日曜日は3回目になり、(ホセ・)ボルダラス監督は彼を戦力として計算している。前節では先発出場し、監督にとって最初の交代となった。これまで前2回のレアル・マドリード戦でクボはサブで後半に出場時間を得ている」

 “3度目の正直”となる対戦で、久保はレアル相手に結果を残せるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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