南野拓実の電撃移籍は「理屈に合う」 クロップ監督の言葉から読み解く冷遇の真意

サウサンプトンは今の南野にとって絶好のレンタル先

 惜しむべきは、吉田麻也が昨年1月にイタリアのサンプドリアに移籍してしまったことか。

 あの陽気で男気の塊のような日本代表主将が今もサウサンプトンでプレーをしていれば、達者な英語でチームメートに「タクミをよろしくな」と挨拶して、あっという間にチームに溶け込ましていたことだろう。

 しかし、もちろん麻也がいなくても、クロップ監督が認めたように、サウサンプトンは今の南野にとって絶好のレンタル先だ。

 この半年間でプレミアの経験値を上げ、溜まりに溜まったフラストレーションを吐き出すように躍動し、目に見える数字も残して、来シーズンには押しも押されもせぬプレミア戦士となって、リバプールに凱旋してほしいものである。

(森 昌利 / Masatoshi Mori)


森 昌利

1962年生まれ、福岡県出身。84年からフリーランスのライターとして活動し93年に渡英。当地で英国人女性と結婚後、定住した。ロンドン市内の出版社勤務を経て、98年から再びフリーランスに。01年、FW西澤明訓のボルトン加入をきっかけに報知新聞の英国通信員となり、プレミアリーグの取材を本格的に開始。英国人の視点を意識しながら、“サッカーの母国”イングランドの現状や魅力を日本に伝えている。

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