「久保が”脅威”に?」 定位置争いの”ライバル”を現地指摘「友人と再会したが…」

半年間の期限付き移籍でヘタフェへ加入した日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
半年間の期限付き移籍でヘタフェへ加入した日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

マジョルカ時代の同僚FWクチョ・エルナンデスとの関係性に言及

 日本代表MF久保建英は今月8日、半年間の期限付き移籍でヘタフェへ加入した。現地時間20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第19節ウエスカ戦(1-0)で移籍後初先発を飾りチームの2連勝に貢献したなか、現地メディアはスタメン争いに注目。マジョルカ時代の同僚でもあるコロンビア代表FWクチョ・エルナンデスとの関係性に触れている。

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 久保は昨夏にレアル・マドリードからビジャレアルへ1年間の期限付き移籍を果たしたものの、思うように出場機会を得られなかったことから、ヘタフェへの再レンタルを決断した。第18節エルチェ戦(3-1)で途中出場し新天地デビューを飾ると、ぶっつけ本番ながらも2ゴールに絡む活躍を披露。20日のウエスカ戦では初先発を飾りチームの2連勝に貢献した。

 新天地では主に右サイドハーフでの起用が見込まれており、1対1の局面における突破力で攻撃を活性させる役割が期待されている。そうしたなか、スペイン紙「マルカ」は今後のスタメン争いに注目。「タケ・クボ、クチョ・エルナンデスにとっての”脅威”に?」と見出しを打ち、久保とクチョがポジション争いのライバルになる可能性を指摘している。

 2人はマジョルカ時代の同僚で「KuCuコンビ」と命名されるなどホットラインを築いた間柄だ。しかし記事では「クチョ・エルナンデスはかつてマジョルカでともに過ごした友人、タケ・クボとヘタフェで再会したが今は大きく違う。なぜならコロンビア人選手は、第2アタッカーとしても使われているが1回以上ヘタフェの右サイドでホセ・ボルダラス(監督)に起用されている」と綴り、久保の加入がクチョに脅威を与える可能性を報じた。

 ボルダラス監督は、右サイドの選手に攻撃だけではなく守備力も求めているとされており、スタメン争いは「指揮官の優先順になる」と「マルカ」紙は指摘。得点力があり、守備面で多くの犠牲を払うことを証明しているクチョと打開力で攻撃に利益をもたらせる反面、守備面にやや難がある久保の両者を天秤にかけるとしている。

 一方で「マルカ」紙は、久保がサイド、クチョがセンターFWでプレーするマジョルカ時代に機能したシステムもオプションの一つだとしており、「2選手は互いをよく理解しており、素晴らしいコンビを構成することができる」とも綴っている。果たして久保とクチョはヘタフェでどのような関係性を築いていくだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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