レアル、レンタル組の苦戦に現地注目 久保のビジャレアル行きは…「期待したほど実りはない」

ビジャレアルにレンタル移籍中のMF久保建英【写真:Getty Images】
ビジャレアルにレンタル移籍中のMF久保建英【写真:Getty Images】

成長を期待されて久保はビジャレアル行きを決断したが、エメリ監督の信頼を勝ち取れず

 レアル・マドリードは日本代表MF久保建英(現ビジャレアル)らをはじめ、多くの選手をレンタル移籍によって経験を積ませようとしているが、昨夏にクラブを飛び出した選手の大半が苦戦を強いられているようだ。スペイン紙「マルカ」がレンタル組の動向を追っている。

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 同紙は「レアル・マドリードのレンタル移籍組は成功よりも苦しんでいる選手のほうが多い」との見出しで特集。新天地で目に見える成果を挙げている選手は少なく、出場機会すら得られていない選手が目立っているという。

 真っ先に名前の挙がったのは、古巣トッテナムで再起を図ったウェールズ代表FWギャレス・ベイルだ。しかし、ジョゼ・モウリーニョ監督から全幅の信頼を得るには至っておらず、記事でも「負傷や技術的な判断によりプレミアリーグでは4試合、162分間しか出場しておらず、期待に応えられていない」と厳しい視線を向けられている。

 ベイルに次いで2番目に紹介されているのがビジャレアルに移籍した久保だ。昨夏のマジョルカに続き、UEFAヨーロッパリーグ出場の強豪チームへの加入でさらなる飛躍が期待されたが、ウナイ・エメリ監督の下で徐々に出場機会が減少。リーグ戦の直近4試合は出番なしで、ヘタフェへの移籍が取り沙汰されている最中で、やはりネガティブな評価となっている。

「彼のビジャレアルへのローン移籍は、ウナイ・エメリ監督のファーストチョイスと考えられていないことから、レアル・マドリードが期待していたほど実りのあるものではない。リーガ・エスパニョーラで13試合に出場し、300分間プレーしたが、1月にヘタフェに再レンタル移籍すると予想されている」

 その他にもスペイン代表MFダニ・セバージョス(アーセナル)、スペイン人MFブラヒム・ディアス(ACミラン)、スペイン人DFヘスス・バジェホ(グラナダ)、ブラジル人MFレイニエル・ジェズス(ドルトムント)、スペイン人FWボルハ・マジョラル(ASローマ)がそれぞれレンタル移籍しているが、このなかでもポジティブな評価を受けているのはグラナダで定位置を掴んだパジェホのみだった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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