久保建英は「継続的な脅威」 躍動のエルチェ戦を海外分析「エメリ監督による興味深い戦術」

エルチェ戦に途中出場したビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】
エルチェ戦に途中出場したビジャレアルMF久保建英【写真:Getty Images】

エルチェ戦で後半開始から途中出場し、チームの攻撃を活性化する活躍

 ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間6日、リーガ・エスパニョーラ第12節エルチェ戦(0-0)に途中出場。好パフォーマンスを披露した一戦を海外メディアが分析し、「右サイドで継続的な脅威となった」と賛辞を送っている。

 直前のUEFAヨーロッパリーグ(EL)スィヴァススポル戦(1-0)では先発出場したものの、目立ったパフォーマンスを見せることができずに後半13分に交代となっていた久保。エルチェ戦ではリーグ戦5試合連続のベンチスタートとなったなか、攻撃が停滞したことで後半開始から途中出場の機会を得る。

 右サイドハーフに入った久保は、中央にも積極的に進出しながらプレーし、チームの攻撃を活性化。後半28分にはゴール正面からシュートを放つチャンスを迎えるなど、目を引くパフォーマンスを見せた。

 この活躍を受け、米スポーツ専門メディア「SBネーション」はスィヴァススポル戦とエルチェ戦の久保のプレー分析を掲載。特にエルチェ戦に関しては「この45分間はこれまでの数試合よりも数段良かった」と称賛し、次のように詳細を記している。

「得点やアシストは記録できなかったが、右サイドで継続的な脅威となった。右で受けて中央に入っていく動きは、ある程度の自由を与えられているようだった。(久保とともに途中出場した)パコ・アルカセルが負傷交代するまではフレキシブルな4-4-2システムのようになっていた。久保とマヌ・トリゲロスは守備時にワイドに入り、攻撃時はトリゲロスが中、久保が外に位置する。そこから久保はボールを持てば中央に入っていくこともあり、相手のマークを外してスペースを生み出すことにつながっていた」

 記事では「エメリ監督による興味深い戦術」と綴られており、久保を活かす形が見いだされつつあることを指摘。そのなかで「久保はポジション争いへの意欲と戦う姿勢を見せた」と、久保自身のプレーにも今後への期待を抱かせるものが見えたことを伝えている。

 得意とする右サイドを起点に、カットインによって攻撃にプラスを生み出した久保。出場時間が短く、難しい時期が続いていたが、エルチェ戦を契機にパフォーマンスをさらに上向きにしていきたいところだ。

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