ACL生き残りへ、浦和が挑む広州恒大との大一番 “爆買い”への反骨心を力に変えられるか

6000人の広州サポーターが乗り込む?

 広州から6000人近い大応援団が乗り込む可能性があるという埼玉スタジアムだが、浦和の担当者によると現在はそのリクエストに対して通常の最大限である3300席ほどを販売しているという。そこから先の一般販売をどれだけ中国側が購入したかは未知数だと話した。その一方で、チケット全体の売れ行きは4日の夕方時点で約31300枚と、この1週間で5000枚ほどを売り上げたという。そして、この試合に限っては、スタジアムで販売する当日券の価格を前売り券と同額に据え置くことも決断した。さらなるサポーターの集結にも期待がかかる。

 ペトロヴィッチ監督は「浦和のサポーターは、良い時も悪い時もともに戦ってきた仲間だ。その仲間が明日は後押しをしてくれて、ともにスペクタクルな夜にしてくれる。6000人という報道が刺激になって、よりたくさんのサポーターが後押しをしてくれるのではないか」と、浦和サポーターの集結を呼びかけた。宇賀神も「レッズのサポーターは、その何千枚という数字に燃えてくれると思うし、後押しになってほしい」と、サポーター同士による反骨心にも期待を寄せた。

 2007年にACLを制し、翌年はその恩恵を受けてグループステージが免除された。その後の低迷期を経て復活した浦和だが、13年と15年は決勝トーナメントへの切符を逃している。実は、優勝した年の1回しかグループステージは突破できていない。

 シーズン序盤にして訪れた天王山だが、逆に言えばここを乗り越えてしまえばチームには勢いがつき、アジア王者奪還への気運も一気に高まるはずだ。近年のACLでの低迷と勝負弱さというレッテルをはがすべく、浦和イレブンが奮闘する。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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