レアル、移籍市場の“売却事情” 久保と他のレンタル移籍選手の相違点とは? スペイン紙指摘
今年はレアルにとって“売却の夏” 「レアルの売上金が1億ユーロ(約124億円)を突破する見込み」
今季ビジャレアルに期限付き移籍した日本代表MF久保建英は、2020-21シーズンのリーガ・エスパニョーラ開幕節・ウエスカ戦(1-1)に途中出場した。新天地での挑戦が本格スタートしたなか、現地メディアは保有元レアル・マドリードの“売却事情”に注目しており、久保が他のレンタル選手と異なる契約となったことについて触れている。
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昨夏にFC東京からレアルへ完全移籍した久保は、リーガ開幕後にマジョルカへのレンタルが決定。チームは降格となったものの、リーグ戦35試合4ゴール4アシストと存在感を放ち、その活躍が認められる形で昨季5位のビジャレアルへ期限付き移籍となった。
開幕節のウエスカ戦ではベンチスタートとなったものの、後半32分からピッチに立ち、ビジャレアルでの公式戦初出場となった。そんななか、スペイン紙「マルカ」は「レアルの売上金が1億ユーロ(約124億円)を突破する見込み」と見出しを打ち、今夏の移籍市場での“売却事情”について取り上げている。
コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスを2500万ユーロ(約31億円)でエバートン、ドルトムントに期限付き移籍していたモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを4000万ユーロでインテルを売却し、セビージャに期限付き移籍していたスペイン代表DFセルヒオ・レギロンをトッテナムに3000万ユーロでの売却が目前に迫っているなど、レアルは今夏の移籍市場で売却に注力している。
その他にも数多くの選手を売却しており、ウェールズ代表MFギャレス・ベイルの売却も進めており、人員整理と資金調達に励んでいるなか、記事ではローンで放出した選手にも注目しており、「久保のビジャレアルへのローンには、250万ユーロ(約3億円)が支払われた。フラン・ガルシア、ヘスス・バジェホ、ブラヒム・ディアス、レイニエルは無料だったにもかかわらずだ」と説明している。
昨季のマジョルカでの活躍により、今夏の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)、バイエルン・ミュンヘンなどビッグクラブを含め、約30クラブが久保の獲得を打診していたと取り沙汰されていたが、ビジャレアルがレアルに約3億円を支払ってまで久保をローンで獲得した背景には、それだけ熾烈な争奪戦と期待感があったのは確かだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)