“鉄人”メッシの偉大さを主治医が告白 クラブW杯後に結石の痛みを抱えながら11戦12ゴール

CWCで発症後、手術を受けるまで痛み止めを服用してプレー

 バルセロナのアルゼンチン代表リオネル・メッシは、昨年12月に日本で行われたFIFAクラブワールドカップ(CWC)期間中に腎臓結石を発症。準決勝の広州恒大(中国)戦を欠場し、決勝戦のリバープレート戦(アルゼンチン)で復帰を果たしたが、結石の痛みを抱えながら3試合プレーしていたという鉄人ぶりが明らかになった。地元テレビ局「TV3」の番組「ディベンドレス」が報じている。

「レオ・メッシは腎臓に結石を抱えながら3試合プレーしていたんだ。結石を排出できないから、痛み止めを服用しながらプレーした」

 主治医のフランシスコ・ルイス・マルセラン氏が語った。CWCの大会中に激痛に倒れたメッシは、2月9日に摘出手術を受けた。超音波で結石に衝撃を与え、粉砕してから体外に排出するという手法を選んだ。

 結石の激痛を抱えながらも強行でプレーを続けた鉄人メッシだが、将来的に再びこの症状に苦しめられる可能性をマルセラン氏は指摘。「遺伝的な理由で、彼は50歳になるまで腎臓に2個から8個の結石ができやすい体質になっている」と主治医は語っている。

 CWC後に痛みを抱えながらもプレーを続け、2月9日に手術を受けるまでに公式戦11試合12ゴールをマーク。1試合1得点以上のペースでバルセロナを2年連続三冠に向けて牽引するメッシは、さすがと言うしかない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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